♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【オンライン】「ある日の日常」

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▼ 真面目な人の1日
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 今日は8:40にうちのクラスの出欠確認がなされるので、先生がビデオ通話を開始するタイミングを見計らって、椅子に座りました。背景に何か変なものが映ったら嫌だなと思ったので、カメラの画角調整を10分前には済ませています。8:40ちょうどに通話が開始されたので、入室しました。だんだん人が増えていって、何十人と入ったようです。
 友達からLINEが入りました。「これ呼ばれてから退出してもばれないんじゃね?」確かに、と思いましたが、出た後再び入室できるか分からないし、面倒だと思ったので「たしかに」とだけ返しました。
 次に先生から出欠確認が終わり、連絡が伝えられました。授業の参加では、音声をOFF、画面もOFFにするよう伝えられました。このアプリでは、画面OFFにしないと先生の授業が大きな画面で見られないそうです。そんなことあるのかなと思いながら、言われるがままに設定を変更しました。
 STの時間が終わり、一旦退出しました。1時間目は保健なので、保健のチャネルで再び通話開始を待ちました。しばらくして通話が始まり、授業が始まりましたが、つないでいる時間が長いらしく、通信の調子が良くなくなり、一旦配信が打ち切られることを告げられました。最初はこんな感じだよなと思いながら再開を待ちました。でもそこからしばらく連絡がなかったので、とりあえず授業の予習を進めておくことにしました。
 2時間目からも同じような感じで進んでいきました。中には、入れたかどうか、黒板が見えるかどうかの確認だけをして去って行くような先生もいて、今日は授業になんないなと感じました。6時間目が古典でしたが、この先生はオンラインの担当の先生だったので、最初の10分だけ説明、その後15分以内にノートを書いて提出、できなかった人には動画で説明、できている人には予習やテキストの課題が出題されました。自分はノートを早々と提出してテキストに取り組みました。この授業は効率的だけど、真面目な私でもちょっと部屋でゴロゴロしてしまうぐらい、つまらない授業でした。


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▼ 一般的な高校生?
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 今日起きたら9時でした。いや、正確な言い方をすれば、9時に母親から電話が来て起きました。学校へ直接連絡するように言われたので、すぐに電話をしました。担任の先生がどうした?と聞いてきたので、Wi-Fiの調子が悪くて・・・と嘘をつきました。先生は笑っていたので、多分嘘はばれていましたが、すぐに1限の保健に参加するよう言われました。(あれは遅刻になったのかな?)
 次に保健を受けようとしましたが、入り方が分からなくて困っているときに、クラスLINEで大量のメッセージが来ました。先生が連絡を取れって言ってるよと。そこで入り方を教えてもらって無事に入りました。そこで気づいたのです。しまった、着替えていないと。みんなに笑われて、一旦画面外へ出て、着替えとトイレを済ませて再び戻ろうとしましたが、もう通話が終了していました。通信の調子が良くなくなり、一旦配信が打ち切られたようです。ラッキーと思いながら、ゴロゴロしていました。
 2時間目からも授業のチャネルに入室しますが、画面も音声もOFFなので、何をしていてもバレません。だから、リビングのテレビでYouTubeを観ながら、入室と退室を繰り返しました。どうせ大した話はしてないだろうと思ったので。
 6時間目が古典でしたが、この先生はオンラインの担当の先生だったので、最初の10分だけ説明、その後15分以内にノートを書いて提出という流れでした。私はサボっていたせいで、動画に参加させられ、この日初めてノートを取りました。こういう先生が増えないと良いなと思いました。


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▼ ストーリーを作るにあたって
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 本校ではオンライン授業が行われた実績があるわけではありませんが、実際にオンライン化したことで起きたことや、今後起こりうることを参考にして作成しました。そんなわけないだろうと思われる部分もあって、疑いをもたれる人もいると思うので、この後、解説編として、今現場でどのようなことが行われていて、どのようなことが課題として考えられるかについて説明していきたいと思います。良かったらそちらもご覧ください。

【オンライン】「ある日の日常」解説編 - 【毎日更新】#黒板エッセイ 【毎週更新】教員志望必見!高校教師、現場の声



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