♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【研修】中堅教諭等資質向上研修(後期)を終えて

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▼ ブログで書くのは2回目
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 8月に夏の研修について書きました。
dzweb8823.hatenablog.com

 今回は、研究論文の提出がまだ残っていますが、校外研修としては一通り終えることができたため、学んだことをまとめる意味合いや今後研修を受ける人のために、書き残しておこうと思います。

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▼ 総合教育センター研修
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 愛知県では初任者研修からこの中堅教諭等資質向上研修(以降、中教研)までさまざまな研修を、愛知県総合教育センターで実施します。その他の施設を利用することもありますが、私はこの施設で4度の研修を受けました。

①夏の全体研修
 この研修内容については、8月のブログに書きましたので、こちらをご覧ください。簡単に言えば、ミドルリーダーとしての心得、教育相談の手法、マネジメントについて学びました。講義形式もありましたが、半分以上が研究討議、発表で、頭をフルに使っての研修ばかりでした。

②夏の教科別研修
 教科によって日程は異なりますが、国語科は夏と冬に二度取り組みました。夏の研修では、新学習指導要領に基づいて指導案を作成するノウハウや、実際の授業展開について学びました。また、立てた計画を基に2学期に授業を行い、のちの研修で報告を行いました。

③冬の教科別研修
 国語科では第1回目に学んだことを基に実践したことを報告する会でした。それぞれに苦しみながら行ったことを共有しました。その後、スクールポリシーを基に各学年の国語科としての目標を立てるワークを行いました。これも、カリキュラムマネジメントや、ミドルリーダーとしての心得に通ずる内容なのかなと感じました。

④冬の全体研修
 年内最後の日に、全体研修がありました。地域に根ざした特色ある学校づくりというテーマで各学校での取り組みや、理想とする取り組みを言いたい放題言い合いました。そして、スクールロイヤーの観点から弁護士から話を聞いたり、キャリア教育について大学教授からの情報を得たりしました。


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▼ 研修課題
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 研修課題はさまざまありました。先述の研修のために、学年主任として取り組みたいことや、スクールポリシーに基づいて取り組みたいことをまとめて提出したり、国語の指導案をつくって実践したものを報告したりしました。一つ一つの課題はさして重くなかったのですが、通常業務でいっぱいいっぱいの中、課題に取り組まなければならなかったことが最もしんどい瞬間でした。
 また、Eラーニングにも取り組みました。特に参考になったのが、学習指導要領に基づいた学習マネジメントシートの作成方法で、夏休みに受けて、全くきちんと作れていなかったことに衝撃を受けたのでした。


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▼ 異校種体験
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 数年前までは、公共施設での体験が義務づけられていましたが、今はコロナ禍も相まって、1日の異校種体験のみ課されています。私は前任校の文化祭へ行き、整列指導や裏側の仕事などを体験してきました。整列指導は、日頃の指導の成果が最も発揮される場面であるため、各学年の指導がどこまで行き届いているかという現状を把握することが出来ました。また、保護者受付や、荷物の搬出など、担任を持たない先生方の仕事を体験することで、さまざまな角度から中学校の教育活動を見つめ直すことができ、また中学校や高校に求めるものをリアルな声と共に知ることができました。ここで学んだことはしっかりと現勤務校で生かしていきたいと思います。


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▼ 課題研究発表
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 我々が1年を通して研究してきたことを、勤務校の先生方へ発表する義務が設けられています。本校ではそれを、研究誌としてまとめることで代替しているため、実際に発表することはありませんでしたが、生徒たちの現状を先生方に知ってもらうと共に、新たな課題を先生方と共有することができたのはとても意義深いことでした。
 研修自体は重いというよりも、時期的な問題で負担感を覚えることが多々ありましたが、より充実した体験を得ることができました。これからは、自ら積極的に研究と修養に努めなければ、指導力が落ちていくばかりです。現場の先生方と協力し、自らの力を磨いていきたいと思います。



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