♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【研修】中堅教諭等資質向上研修【後期】に参加して

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▼ いわゆる10年研
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 今回は、先日参加してきた、中堅教諭等資質向上研修(10年研)の報告レポートの形で、学んだことを還元したいと考えています。校内研修に加えて、初めて全体で集まっての研修であったため、学びが多くありました。校内での仕事が増えていく中で、校外の研修をいかにモチベーションが維持された状態で行っていくのかという苦悩が描けたら良いかなとも思っています。今日も最後まで読んでいただければ幸いです。


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▼ 課題提出は6月下旬
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 午後の研修で使うための”宿題”が6月下旬の提出でした。テーマは、分掌主任の視点で学校内で取り組むべきこと、取り組みたいことを考え、レポートにまとめるというものです。指定があったのは、学年主任、進路指導主事、保健主事、生徒指導主事でした。私は学年主任を務めているため、自分の普段の教育活動を書きましたが、これは難しいレポートだなと感じました。


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▼ 全体会はZOOMで
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 元々は、行動で300人が集まって話を聞く予定でしたが、コロナ禍によりいくつかの教室に分かれてZOOMにて、講演を聴きました。特に、ミドルリーダーに求められるコミュニケーション・スキルとして、各々の気質に応じて、声のかけ方や接し方を換えていく必要があるという話を「気」というキーワードで教えていただきました。
「気」というのは、空気や天気といった自然、気力や気合といった個人、雰囲気や景気と言った人と人の間にあるもの、病気や気後れなどの心に現れるエネルギー概念だという紹介があり、国語科である私は、なるほど!と腑に落ちる説明でした。
 もう一つ私が勉強になったと感じる内容は「傾聴」です。行動を受け入れるのではなく、感情を受け入れることが大切だと言っていて、私もそれは首がもげるほど縦に振りました。本人の口では「やります」と言っていても、本人の顔を見れば、どこか曇った表情をしていることがあります。そこで本音を吐き出すことはなかなかありませんが、そういった場面では言葉ではなく、感情を受け取ることが大事だったのだと改めて感じました。


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▼ 教育相談はいつ行うか
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 次に4人グループに分かれ、事例を基に教育相談について考えました。原因はどこにあるのか、どういった対処法が必要かなど、それぞれの経験を基に話し合いを進めていきました。特にその中で印象に残ったフレーズは、「教育相談は、全ての教師が日頃行う意図的な対話や言葉がけのことである」です。特別に何か問題が起きたときに対処するものではなく、普段の教育活動すべてが教育相談であるという考え方は、自分にはありませんでした。
 ちょっとした生徒の観察や、言葉がけが、異変へのサインとなることも経験上よく分かっているため、このことについては継続して取り組んでいく必要があると改めて感じました。


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▼ 午後はひたすら討議
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 最後に、午後の数時間をかけて、それぞれの立場で作ってきたレポートを基に情報交換や、あるべき姿について考えました。私は学年主任ですが、目の前の現状を生徒指導主事、進路指導主事、保健主事として考えたときに、自分が動かなければならない部分と、他人に協力をお願いする部分があることを改めて学びました。リーダーとして役割を与えられたときのマネジメント力は今後も必要になっていくため、1年かけて意識して向上していく努力を重ねたいと思います。
 今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 



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