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▼ 愛知県でまん防発令
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2月に入り、まん延防止等重点措置が取られ、学校生活が大きく変わりました。一番大きな変化は、部活動の原則禁止です。上位大会に繋がる大会であれば、参加のために活動してよいという指示ですが、ほとんどの部活動が活動自粛に追い込まれています。しかし、これは公立学校に対する指示であって、私学にどれだけの拘束力があるかは不透明で、多く人々が不満を溜めています。今回は、コロナ禍において、部活動禁止がどのような影響を与えるかについて書いていきたいと思います。
毎回のことですが、このような記事を書くと、コロナ対策がおかしいという批判に捉えられがちですが、対策の是非が焦点ではなく、対策によってどのようなことが起きそうか(起きたのか)について書くことが主点ですので、勘違いの内容にお願いします。
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▼ なんであの学校は
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先程も言ったとおり、公立と私学では教育委員会の指示に対する反応が違うように感じます。(これは主観です。)部活動が禁止だよと生徒に言っても「○○高校に通ってる友達は禁止されていないのに、うちはなぜ?」とよく不満を口にします。これまでも、スポーツ庁が出しているガイドラインによると、平日は1日は休養日を設けて1活動あたり2時間程度、休日は土日どちらかのみの活動で、1活動あたり3時間程度とすることを明記していましたが、それを守っていない学校が多いという批判もありました。(これは公立、私学は関係ありませんが。)みんなで足並みを揃えようというのは、中学校勤務の感覚がゆえなのかもしれませんが、それでもやっている学校とやらずに我慢している学校がある状態があって、それに対して怒る生徒がいるのは当然だと思います。何とかしてあげたいのですが。
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▼ 自分たちでやれば良い
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それならば、学校以外の場所でやれば良いのではという考えをもつ人も当然出てくると思います。私はそこまで熱心な教員ではないため、隠れて公共施設を借りて、そこに生徒を集めて活動させるという発想には至りません。(いや、感染拡大防止なのだから活動するなよという立場です。)しかし、感染対策をきちんとしていればやって良いのではと判断して、活動する先生も出てくるのではと思います。実際に先程の○○高校では、そういった判断で先生がやらせているのではないかと考えられます。
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▼ 先生が責任を取れれば良いが
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先程の例であれば、顧問の先生の判断がおかしいとして責任を問えばよいですが、厄介なのは生徒自身が動いてしまうことです。実際に公共施設は今なお貸し出し可能となっているため、生徒たちが自分たちで借りて自主練習を行ってしまえば、誰も気づくことなく、部活動ができてしまいます。しかし、そのせいで感染が広がってしまえば、誰も責任を負うことができず、大変なことになってしまうのかも知れません。
もしメディアにその情報が出たとしたら、批判の矛先はどこへ向かうのでしょうか。生徒?顧問?校長?教育委員会?いずれにしても、謝るしかない地獄のような状況になりかねないなと感じています。
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▼ 部活動を管理すべし?
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以上のことから考えると、短時間でも良いから部活動を行うべきだと思うようになりました。と同時に、自分はその部活動の指導を行いたくないという先生にとっては、酷なことだなと感じました。部活動が止められている現状では、仕事の負担は激減していて、私も黒板エッセイや、欠席者への電話連絡を除けば、ほぼ残業なしで働くことができています。だからこそ、このまま部活動がない状態が続いてほしいと思ってしまっている自分がいます。でも、それではいけないことも分かっています。部活動を禁止すれば、生徒たちの不満が溜まり、別の部分でトラブルが起きる可能性が高まるからです。
私の先生としての気持ちはこんな感じです。部活動を熱心に取り組む先生にとっては、生徒に勝手なことをされるぐらいなら自分がやるという気持ちですから、私のような人間ばかりではありませんが、こういった悶々とした気持ちを持ちながら休日を過ごしていることもまた事実なのかなと思います。
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