♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【福利厚生】公立高校教員のお休みの取り方

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▼ お盆休み
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 お盆休みに突入し、このブログも休もうかと思ったのですが、書くことで体調を整えているような部分があるため、やる気が起きなかったとしても、しっかりと書きたいなと思います。
 今回は、お休みの取り方です。教員に成り立ての頃は、いつ休んで良いか分からないため、差し迫った仕事がないのにも関わらず、職場にいたこともありました。そこで今回は、どんな休みの取り方があるかや、どんなタイミングで休みを取っているかなどを書いていきたいと思います。


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▼ 休まなければならない
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 働き方改革の一環なのか、年末とこのお盆時期には必ず「学校閉庁日」があります。学校は開けてはいけないという期間です。この期間はそもそも職場が開かないため、出勤する必要はありません。いや、出勤してはならないのです。
 でも、そんな中働いている人がいます。部活動です。これは私の話ではありませんが、部活動を熱心にされる先生は、閉庁日でも学校を開けて活動したり、地域の施設を借りて活動したりしているのだそう。現に毎日放映されている甲子園も、部活動ですからね。部活動に休みは関係ない、むしろ休みだからこそやろうという感覚だと思います。好きな人にとっては最高の時期かも知れませんね。


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▼ 休むときには
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 休むときには、愛知県の公立高校ではアイシステムを活用し、入力します。入力後、教頭先生の決裁を経て、休日をいただけます。このアイシステムの決裁までの流れは、互いの信頼関係の元、多少柔軟です。例えば、子どもや高齢の親の介護のために、朝1時間お休みがいただきたいときは、電話一本で先に了解を得てから、後で入力するということもありますし、今日は思ったより早く仕事が終わったという時には、普段の勤務時間よりも二時間早く帰ることをその場で決断し、入力した後に、「帰ります」の一言で決裁前に帰宅することができます。(もちろん毎日こんなことをしているわけではありません。)


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▼ 割り振り変更
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 教員という仕事の特性上、会議や交通指導などで時間外労働を命じられることがあります。その場合、どれだけ残業したかを記録して、その分を他のタイミングで休んでくださいという割り振り変更という制度があります。中学校では修学旅行での時間外労働分を、このタイミングで消化してくださいという、強制的な割り振り変更が行われていましたが、高校では期間があるものの、いつどこで取っても良い、しかも10分単位で取得できるという便利な制度です。
 先日、割り振り変更を1度も使っていなかったため、わざと16:50から10分間だけ利用しました。5月の職員会議分です。私は時間割変更も担当していたことがあるため、20時間近く割り振り変更のお休みがありますが、先述のアイシステムの分が残っているため、こちらを優先して利用しています。

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▼ 年間20日”有給”
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 世間一般で言う”有給”は、先程から何度も出ているアイシステムから入力が可能です。年間で20日取得可能で、使わなかった分は、最大20日分繰り越しが可能です。私のような仕事人間は、意識していないとずっと40日分残った状態になっているため、毎年5日分は意識して使うようにしています。これを年次休暇、いわゆる年休と言っていて、1時間から使えるため、夏休み中には午後年休で帰ります、という先生が多くいます。


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▼ 特別休暇
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 年末年始やお盆の長期休暇中には、この”年休””に加えて、特別休暇が取得できます。確かこの夏は6日分ぐらいあったような気がするので、お盆を中心に取りました。他にも結婚したときには、結婚休暇、身内に不幸があったときには忌引休暇など、さまざまな休暇があるそうですが、今回この記事を書くに当たって、初めて知った休暇もたくさんありましたので、このブログの最後に載せておきたいと思います。


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▼ 私流お休みの取り方
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 最後に私がどんな取り方をしているか紹介して終わりたいと思います。まずは定期考査中です。定期考査の時には、採点さえなければ早く帰ることができます。もちろん生徒が教室へ残って勉強しているため、その生徒たちを置いて帰ることになりますから、毎日のように午前中で帰ることはしませんが、このタイミングでお休みをいただくことが多くあります。基本的には午後4時間分のお休みを取っておいて、キリの良いところで帰るようにしてます。時間に追われるのも好きではないので、休憩時間も考慮し、12:15頃には帰って良いのですが、13:00頃までいることだってあります。
 そして次は長期休暇中です。夏休みは部活動や補習さえなければ、毎日休んでも良いと思います。ただし、これもまた、頑張る生徒たちのために学校へ来て、いつでも質問に対応できるようにしたり、ボランティアや実習の巡回へ行ったりしています。私の仕事上、出張が多かったため、1学期のやり残しの仕事が多く残っていたため、あまり休めませんでした。
 さらに、中抜けです。時間割変更で2時間ぐらいの空き時間ができたときには、郵便局へ、3時間ぐらいの空き時間ができたときには歯医者へ行っていました。郵便局ぐらいならば、入力しなくて良いよと言ってくださる教頭先生もいらっしゃいますが、少しでも”年休””を消化しておきたい私にとっては、こういったタイミングでも入力しておきたいのです。
 結局お休みでもパソコンを使っている私にとっては、仕事はいつでもできますから、まぁあまり関係ないのかなと思います。

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/414351.pdf

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