━━━━━━━━━━━
▼ 期末考査採点中
━━━━━━━━━━━
今週は期末考査実施中のため、テストが午前中で終わり、採点や成績処理、会議がなければ早く帰れるという期間です。日頃から夜遅くまで働いている私にとっては、仕事が残っていようが、お構いなく早く帰るようにしています。水曜日は13:30、木曜日は12:10からお休みをいただきました。
そんなわけで、この後の成績処理、追試験に向けての補習やテストづくり、保護者会などの地獄の日々を前に、現実逃避をしております。その一つに、ポケットモンスターがあります。私が1から始めているわけではなく、他人がやっているのをみていて、時々やらせてもらうという程度なので、偉そうなことは言えませんが、良い息抜きになっています。そこで今回は、ポケモンをやりながら(見ながら)これは使えると思ったことをいくつかメモしていこうと思います。ゆるゆるの雑談回です。
━━━━━━━━━━━
▼ 全員と戦う
━━━━━━━━━━━
ストーリーを進めていく上で、必ずぶち当たるのが野生ポケモンです。草むらを歩いていると、野生の〇〇が出てくるため、捕まえたことがなければボールを投げ、そうでなければ戦い、勝利を収めます。私が小学生の時には、野生ポケモンに出会った時には基本的に「逃げる」を選択していましたが、会うポケモン全てと戦う(捕まえる)と順調にレベルが上がっていきます。
初期世代の私にとっては、1匹が戦うだけで手持ちのポケモンすべてのレベルが上がる設定や、捕まえても経験値が得られる設定がある最新のバージョンでは存在していることが驚きでした。でも、こうやって目の前のレベルの低いポケモンと逐一戦うことは、日頃の漢字の小テストをきちんと覚えることや、週末課題に取り組むことと似ているなと感じました。運が良ければ、「逃げる」を選択できるし、いちいちちゃんとやっていなくとも1日は終わっていきますから、そういう意味で同じだと感じたわけです。
そういう意味では、ポケモンで「逃げる」を選ばなくなった私は、少しは成長したと思うし、ポケモンをプレイする現役世代の人達には「逃げる」を選ばない癖をつけてもらうことが、ゆくゆくは粘り強さだとか我慢強さを身につけることになるのかなと思いました。
━━━━━━━━━━━
▼ 道具を上手く使う
━━━━━━━━━━━
これも驚いたことですが、ポケモンにあるものを持たせると、トレーナーと戦った時の金額が高くなったり、攻撃のダメージを少し回復したりできるという設定があります。これは、勉強で言うと、知識の暗記にあたるかなと思います。例えば、古典のテストを受けるときに、助動詞の活用表が頭の中に入っていると、文法に関する問題が解きやすくなるし、数学のテストのときに、公式が頭に入っていれば難なく解けます。もちろん、覚えていなくとも、別の方法で文法も数式も答えまでたどり着けますが、やっぱり覚えていた方が楽なのです。そういった発想で、自分は何を身につけておくべきかを考えて、戦闘に臨む発想がこのポケモンにはあるなと感じました。
━━━━━━━━━━━━━
▼ 技の特性
━━━━━━━━━━━━━
ポケモンの戦闘シーンでは、技を出し合って、相手のHPを減らしていきます。ここでどんな技でも強いというわけではなく、タイプと言うものが存在します。例えば、こおりタイプの技として、「れいとうビーム」と「ふぶき」があります。この「れいとうビーム」は、威力が90で、命中率が100となっています。一方「ふぶき」は威力が110と高いものの、命中率が70と少し低いのです。この場合、どちらの技を使うべきかとポケモンの中では考えます。
これはまさに、基礎的な問題集と発展問題集との関係に近いと感じました。威力(学力レベル)は低いものの、確実にどの大学でも出題されるような知識はどの教科でもあります。一方、威力(学力レベル)は高いので、出題される大学が限定されるような知識も同様にあるのです。
※分かりやすくするために「知識」としていますが、もちろん読解力や記述力なども同じことが言えます。
まず相手を見たときに、どちらの技を使うか、そして1度で倒せない場合に、こちらが耐えられるだけの防御力(別の方法で解く力)があるのかを考え、自分にその力が身についていなければ、まずは基礎的なことをしっかりと取り組むべきなのです。分かりますかね?
要するに、基礎的な学力=命中率高、威力低。発展=命中率低、威力高と置き換えられるよね、という話でした。
━━━━━━━━━━━
▼ 技の相性
━━━━━━━━━━━
最後に、相性についてお話しします。攻撃をするとき、技のタイプの相性が良ければ、「効果抜群」となります。そして悪ければ「効果は今一つ」「効果がない」となります。そして、この”抜群”も、通常の技の2倍程度のこともあれば、4倍の威力を発揮することがあります。ここで考えるべきことは、相手のポケモンが持つ技のタイプによって、こちらは何の技を繰り出すべきかということです。言い換えれば、相手の特性をしっかりと知ったうえで戦いに臨むということです。
もう勘の良い方はお気づきでしょうが、これはまさに入試と同じです。自分の得意分野と入試の出題分野ががっちりとあっていれば、難なくクリアできるということなのです。しかし、入試の難しいところは、相性が悪いからと言って自分を変えることができないという点です。自分の学力(手持ちのポケモン)には、大学を倒すのに相性がよい教科(ポケモン)と相性が悪い教科(ポケモン)がいるわけで、この全てのポケモンを上手く使って勝利を収めなければならないのです。
別の例を出しましょう。例えば、日本史が得意な人がいるとします。大学入試では、英語200点、国語200点、日本史200点満点としたとき、社会はほぼ満点が取れるけれど、それ以外は半分しか取れない場合、600点満点の400点を取ることになります。例えばこれが、英語400点、国語200点、日本史200点だと、800点満点の400点となってしまうわけです。
自分の相性に応じた大学を選ぶか、大学に応じて相性の良い自分になるか。これがさまざまなポケモンを使えるゲームとは違う部分ですね。
━━━━━━━━━━━
▼ 勉強はゲームのよう
━━━━━━━━━━━
今日は雑談回でしたが、ゲームであろうと勉強であろうと、やみくもに目の前の敵と戦ってはならないなと改めて感じました。頭を使ってそれぞれに取り組んでいくことを、ポケモンを通じて学んだのでした。おわり。
いつもありがとうございます。クリック応援も引き続きよろしくお願いします。
↓↓↓