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▼ はじめに
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最近このブログを読み始めた方のために、お知らせです。私は基本的に毎朝6:30にブログを更新しています。平日はクラス担任として、目の前の生徒へ向けて黒板に書いた内容を改めて文字起こししています。(最近は力尽きて、ブログを見ながら黒板に書いている状態ですが。)そして休日は話題のニュースであったり、裏話であったり、普段ゆっくりと考えられないようなことを書くようにしています。
また、今回書いているものは、土日のどちらかで2000文字から3000文字程度の本気の文章です。キングコング西野亮廣さんのオンラインサロンに感化されたのと、ゆくゆくは書籍化や、教員を目指す方々、教育現場の現状を知りたい方々のニーズを満たすために週刊で更新していきます。
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▼ 新1年生の担任になるまで
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私は学年主任ではないため、初めの会議までどのようなプロセスを経て、誰が誰の担任を受け持つかが決まっているのかは分かりません。ただし、一つ確実に言えることは、各学年主任の先生方の話し合いと全ての先生方の希望を基に、学年団が結成されるということです。学年団の決定とともに、担任・副担任の組み合わせも決めていきます。このあたりは、主任の一貫した考えに基づくため、私が言えることは何もありません。
新年度が始まり(学校によっては3月末日)全教員に学年団や校務分掌が発表されると、すぐに学年会議、分掌会議、教科会議が行われます。学年会議については後述します。私は生徒指導部のため、校則や下足箱の配置等々の学校のルールについての確認や掲示物作成を行いました。教科会議では、誰がどのクラスの何の授業を担当するかを決定していきます。中学校では教員数が少ないため、あらかじめ決まっていることが多かったのですが、高校では教科主任を中心として原案を作り、所属の学年・学級を基に最終決定していきます。非常勤講師や再任用の先生方は持ち時間が少ないため、その先生方にどこに入ってもらうかを考えた上で担当教員を決定していきます。(本来は正規教員を決めた後に、足りない部分を補ってもらうべきですが、そんなことは言っていられません。)私で例えるならば、1年8組担任であるため、1年8組に国語総合(現代文)or(古典)のどちらかに入り・・・と決めていき、持ち時間が不足したため、2年生の1クラスに参加することになったという流れです。
最後に学年会議です。ここで、各クラスの生徒情報共有が行われます。(新1年生は中学校からの申し送り事項です)
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▼ 教室の環境整備
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会議が一通り終わったら、次は教室の環境整備です。ロッカー、机、椅子、靴箱、掃除道具入れなど、これから生徒が使うものは全て確認し、不足や不備のあるものは補充・交換しておきます。(学校によっては清掃や黒板メッセージなどの準備を、生徒が来て行うというのもありますが、最後に担任の先生が仕上げをすることに変わりはありません。)
一通り掃除も終わったら、掲示物を貼り、黒板へメッセージを書きます。高校では担任の先生がメッセージを書きます。お祝いの言葉、担任・副担任の紹介、入学式当日の動きや回収物についてです。学校によってやることは様々ですが、大体こんな感じだと思います。
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▼ 入学式準備から当日
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入学式準備を学校全体で行った後、最終確認を学年団で行いました。今年度は感染症対策のため、保護者は2年生の教室へ移動してもらい、担任が挨拶し、個別に話を伺う形を取ったため、保護者向け文章を作成しました。当然、2年生の教室も簡単に掃除しておきました。
そして当日、新1年生とともに教室で対面し、入学式の前後で、入学式の説明や書類の回収等を行いました。その後学級写真を撮り終えた後、保護者に向けて挨拶を行いました。めまぐるしく1日が終わりました。
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▼ 黄金の3日間
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次の日から始業式やオリエンテーション、部活動紹介、クレペリン検査やオリエンテーションテストなどをこなしていきました。私がこの3日間で伝えたことは数多くありますが、その中でいくつか紹介して終わりたいと思います。
①「まずはきちんとした身だしなみを」
高校生活の中で最も言われる言葉が「身だしなみを整えなさい」です。だから、まず初めに基準をはっきりと決めて、今の状態を3年間維持させて過ごせるよう伝えました。
②「習慣を作りなさい」
まずノートを配付し、習慣づけの大切さを伝えました。以下は4月7日のものです。
dzweb8823.hatenablog.com
このノートを通して、生徒の話をたくさん聞くことで、私に興味を持ってもらうことにもなるし、毎日書く習慣がつけば、この部分に家庭学習を当てることもできるし、そもそも毎日続けられたという達成感が得られるためです。4月8日にも書きましたが、普段何気なくやっていることでよい習慣を紹介し、習慣の大切さを伝えました。
dzweb8823.hatenablog.com
③「提出物は”手渡し”の意味」
そもそも提出物を忘れるということのメカニズムから、忘れ物について考えてもらいました。
dzweb8823.hatenablog.com
また提出物を遅れたときに、どう渡すかについても話しました。授業へ来たときに、ついでに渡せば良いやという意味で渡すのではなく、きちんと先生を探し、遅くなってすみませんと手で渡すことが常識だと伝えました。時には期限が設けられていて、手渡しができない場合は机上へコメントを残して置いておく場合もあることも伝えました。どこまで伝わっているか分かりませんが、こういったことを1つ1つ丁寧に伝えていくことが大事だと考えて3日間を終えました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。来週も土曜日に更新できたらと思っています。
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