♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【報告】7月1日からについて決めたこと

※前半はタイトル通りのことが書かれていますが、後半は「授業で大切にしたいプロセス」について書いています。全て読むと1700字になりますので、興味がない人は前半で終わってください。

 

◯前半

この週末、色々考えましたがブログのタイトルを以下のように決めました。

 

【毎日更新】先生になって良かった〜生徒に伝えたい黒板メッセージ〜

 

ダサい。笑

でも一目で見て、教師の魅力を伝えるためのブログであること、黒板エッセイを毎日更新していることを表しているのでこのようにしました。7月1日からこのタイトルでいきます。よろしくお願いします。

 

また説明欄には以下のように補足します。


旧dzweb8823’s blog
毎朝6:30更新。主に黒板メッセージを文字に起こして投稿しています。
7月1日より名称変更します。
教員9年目教員免許更新中です。
総合学科の経験から、「キャリア教育」
中高人事交流から、「中高の違い」
未経験の部活動を渡り歩く経験から、「部活動」
の3つを週1のペースで更新しています。
時々、それ以外のことも書きます。

 

無理のない範囲で続けるためにはこのような形がベストだと考えました。将来的にはもっともっと大きなことをしようと考えているので、その一歩としてブログを頑張りたいと思います。

 

◯後半

さて、ついでに最近気になることをお話しします。

最近の中高生は、プロセスを組み立てるのが苦手だと感じています。以前の高校生は、答えさえ分かっていれば、答えまでのプロセスを考えようと努力できたし、プロセスがいくつかあることを知っていたように思います。(もちろん今でもできる人はいるし、以前もできなかった人はいました。でも、その割合が逆転しているように思えるのです。)具体的には、古典の予習をしなさいと指示をすれば、自分で辞書を引いたり参考書から必要な情報を探したりできるということです。だから、授業では不足している情報は何かを確かめ、その場で情報の補填を行う作業がほとんどでした。

でも、今はそれだけでは足りません。どのような場面で辞書を引けば良いか、参考書を手にしてどのようにしたら必要な情報が得られるかという、勉強の仕方を教えなければ、暗記を単なる作業として捉え、使われることなく自動的に消去されていきます。授業で扱うべきは知識の確認作業でなく、知識の得方や捉え方の確認作業なのです。

こういったことを踏まえて、とある事件を紹介しますので、考えてみてください。

先日、模試が業者から返却されてきて衝撃を受けました。書いている志望校が無茶苦茶だったのです。今回は自宅受験で、一つ一つマークのチェックも怠っていたために、このようなことが起こってしまったのです。ここまではよくある話で、自分の責任だと思って、次回に向けてクラスの生徒全員分の志望校を考えていたら、ある先生からこんなことを言われたのです。

 

先生が全部考えちゃったら、いつまでも生徒は成長できないよ。

 

これを言われた時に2つのことを思いました。

1つは、その通りだから、どこからを生徒に考えさせるべきかを見極めなければならないということ。

もう1つは、それで全部を生徒に丸投げしてきたから生徒が成長していないのだということです。

 

この場合、こちらから志望校の一覧を示した上で、なぜここを示しているのかという理由や探し方を伝えて、自分でもう一度探し直してみるよう伝えること、場合によっては一緒に探すことが大切だと思います。そんなこと、高校生にしなくても…と思う方多いと思いますが、そのせいで高校3年生になっても模試の志望校が書けないのです。

 

ここで勘違いして欲しくないのは、先生が「やってあげること」が大事なのではなく、目標のための1つの「方法を示すこと」が大事だという点です。そのためには、時間をかけて面談したり側について探させたりすることが必要になってくるのです。

 

今回まではノンジャンルで物を書いてきましたが、これからはきちんとジャンルを設定して書いていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。