♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学校経営】ネットトラブルとどう向き合うか

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▼ SNS指導案件
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世間ではコロナ禍で、オンライン授業が多く取り入れられたり、タブレットを用いた授業が求められたりしています。我が愛知県でもそれは例外ではなく、数年後には普通に授業でタブレットが使用できるよう、各校で準備が進められています。
しかし、中学校まで持ち込みすら禁止されていたケータイ・スマートフォンが、使用のルールがあるものの、持ってくることができるようになり、ついつい授業中に使いたくなったり、SNSでのさまざまなトラブルが起こったりと、指導案件となりうるため、校内での使用禁止という学校が数多くあります。これからの流れを考えたとき、単に禁止という結論に逃げていてはいけないと思い、今回話題にすることとしました。

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▼ 高校生の現状
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www.nippon.com

こちらの調査によると、高校生が1日の中でネットに繋がっている時間は4時間、高校生の99%がインターネットを利用しているのだそうです。(1%は使っていないの?)
使用目的を見てみると、やはりコミュニケーションが一番で、動画、音楽、ゲームと続きます。早い生徒は高校の受験合格が決まった瞬間にSNSで繋がり、初対面の日にすでに友達が数人います。それだけスマホが身近な存在になっている現状があります。
最近とても驚いたことが、位置情報アプリです。電話番号だけでなく、LINEなどのSNSアプリで登録されていて、位置情報をONにしていれば、共有相手の誰がどこにいるのかが一瞬で分かるというのです。実際にケータイの使用可の時間帯に生徒から見せてもらい、「〇〇はまだ駅付近にいるから遅刻しますよ」と言ってきてくれました。私たちの感覚では、自分の居場所を知られるなんて、誰が見ているか分からないから怖い、となるわけですが、彼ら彼女らは、共有相手に対して「今どこにいるの?」と聞く手間を省いたり、あとどれぐらいで会えそうなのかを一瞬で把握できたりすることのメリットの方が大きいと感じるみたいです。そんな感覚ですから、SNSは身近なもので、危険性よりも利便性の方に注目して高校生たちは利用していることがよく分かりました。

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▼ 学校の指導事例
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こういった状況の中でどのような指導が行われているのか紹介していきたいと思います。
まずは各携帯会社のスマホ・ケータイ安全教室です。これは各ケータイ会社へ直接申し込みすることもありますし、総務省東海総合通信局のe-ネットキャラバンの講座に申し込みをした上で、近くのケータイ会社に講師依頼を出してもらう方法があります。(ちなみに各ケータイ会社はボランティアで来ていただく形です。ありがたい。)また、実際の体験を交えて講演している県立学校の先生もいらっしゃいました。いずれにしても、実際の出来事を基に話してくださるので、最悪の場合どのようなことが起こるのかを身をもって実感できます。

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▼ 体育祭で認めたが…
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先述のとおり、学校現場ではスマホの使用場面を禁止する流れがありますが、本校では体育祭での写真撮影が認められています。ただしその写真をSNSにアップすることは禁止されています。トラブルを防ぐためです。これで一見解決したように見えますが、そうではありません。体育祭当日、同じクラスやブロックの頑張る人を応援せず、自分たちの写真撮影ばかりに一生懸命になる姿がそこにはありました。自分のクラスの様子を見ていると、同じブロックの後輩たちを一生懸命に応援していたのでほっとしましたが、それでも体育祭の意味を分からずに写真撮影だけを楽しむ生徒がいたことはとても残念なことだと思いました。

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▼ 今後はどうしていくか
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以上のことをまとめると次のことが言えます。
①世界的にケータイやスマホタブレットなどを使った授業が求められている
②ネット上のトラブルが後を絶たず、指導案件が発生している
③部分的に許可をしても、うまく使いこなせていない
これらを踏まえての解決方法は、やはりプライベート用とは違う学校用のタブレットを使用することです。これは正しい使い方を身に付けるまでは、制限された機器を使うべきだからです。しかしデメリットもあります。オンライン授業となったとき、そこまでの数を用意できないという点です。その場合はどうすればよいでしょうか。
もしもオンライン授業になった場合には、トラブル覚悟でどんどん使わせるべきだと思います。学校へ登校できていない以上、指導もしにくいですが、同時に生徒同士の関係性も薄くなってしまうため、同じようなことは起こらないのではと思います。
どのような場合であれ、オンライン化の流れは逆らえないわけですから、今のうちに何度もケータイ・スマホの使い方をよく考えさせ、上手な使い方を身に付けさせたいものです。最後まで読んでいただきありがとうございました。




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