♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.157「牛乳パックの謎」

おはようございます。今日の1限で、学級目標のサブタイトルを決定します。授業も進めなければならないので10分間で行います。教科書にはさまざまな話し合いの形が載っていますので、時間制限の中でどのように進めたらよいか個々で考えておきましょう。ヒントはたくさんあげました。あとはそれをどうやって生かすかです。受験の時と同じ状況と言っても過言ではないですから、真剣に取り組むことを期待します。

ある小学校の先生が算数でこんな問題を出しました。「牛乳パックは縦横7cm高さ19.5cmです。このパックに入る牛乳の量はどれぐらいでしょう。」この大きさは1000mlのパックですが、計算すると1000よりも低い値になります。(実際は圧力がかかるので1000ml入っているそう。)この話を聞いて、私は「自分の限界」と同じだと考えました。つまり、自分はこれだけしかできないと思っていても工夫をすれば、予想外にできることがあるのではないかと思ったのです。計算して、これだけしか入らない、自分は力がないと思い込むのではなく、とりあえず限界まで入れてみて、いろんな手を使って入れてみて、自分はこんなにできるということを証明してもらいたいなと思います。

 

令和2年1月21日 朝の黒板メッセージ