♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学年経営】Microsoft Teamsを活用した夏休みの勉強

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▼ 夏休みも2週間が過ぎ
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 夏休みも前半戦が終わろうとしています。その中で、モチベーションを保って継続して取り組む生徒もいれば、もう毎日だらだらで手がつけられないという生徒もいるかと思います。今回はその中で、完全なるマンパワーにより、生徒のやる気をかき立てる、いや追い立てる作戦を実行し、途中経過を報告したいと思います。後半は無茶苦茶なので、真似はしないでください。


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▼ メッセージは毎日配信
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 私は毎朝Voicyを聞いて、1日をスタートさせます。そして昼ご飯を食べながら、西野亮廣エンタメ研究所の記事を読み、夜聞き漏らしのあったVoicyや友人のYouTubeを流しながらお風呂に入るというルーティンを繰り返しています。習慣化は最強の武器だと考え、今回は生徒たちに以下のような習慣を身につけさせようとしました。
①朝7:00の起床とともに、Teamsでメッセージが届くため、その文章を読む。
スタディサプリの進路関連動画が配信されているため、文章を読んだ後にリンクから配信動画へ移る。
③一部の上位層のメンバーには、別のチームが用意されているため、そこで宣言をする。
④夜21:00頃に上位層のメンバーは反省を送り、私からのコメントを受け取る。
 昨年は①と②をやって、初めは50人から60人がしっかりと取り組めていたため、今年もそのように行くと考えていました。しかし、そう上手くはいかなかったのです。


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▼ ②の視聴者は6人
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 メッセージに対して、どれほどの人が反応するかを数値で確認したところ、一桁にとどまっていました。今年の1年生の特徴として、直接言われないと動けないというものがあったため、すぐに方針を転換しました。
 まず個人チャットへひたすらメッセージを送りまくりました。動画視聴をしている生徒に対して、見てくれてありがとうと送り、ログインすらできていない生徒には、反応がなければこちらから電話をする旨を伝え、プレッシャーをかけました。しかし、このプレッシャーというのは、上手く伝わりませんでした。

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▼ 嫌みに聞こえる?
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 とある日のコメントを紹介します。
「素直が一番!」

おはようございます。昨日、8月に入ってから更新がない人にメッセージを送ったところ4パターンの動きが見られました。

①連動課題は後回しにして先に他の夏休み課題をやっていました
②意識してできていなかったのでこれからやります
③きちんとやっているので電話はしないでください
④無視

どの回答が一番、応援したいと思えるものでしょうか?私は①や②かなと感じました。やっていても、やっていなくとも、コメントを素直に受け取ってくれたことが一番嬉しかったし、そういう人は成長するし、いろんな人が助けてくれます。昨日のメッセージの意図は懲罰ではなく、励ましです。頑張れている人もそうでない人も応援される人になりましょう!

このコメントに対して以下のようなメッセージが来ました。(一部改変)
無視をしてしまってごめんなさい。このようなことがないように、以後気をつけます。
返信はしなくて良いかと思っていました。すみません。これからは返信するように気をつけます。

これって返信しろっていうプレッシャーが感じられる文章だったのだと反省しました。


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▼ じわじわ結果が出て来る
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 他にも、スタディサプリのランキングを集計して、上位20位に入った生徒たちへもコメントを送りました。先程メッセージを送った生徒を確認しましたが、220名でした。もうここまで来たら、全員にメッセージを送っても良いのかなと思えてきました。あと80名だから、明日送ろうかな。 
 そんなわけで、多くの生徒と個人チャットのやりとりをし、取り組む生徒も徐々に増えてきました。3日後に、同じ学年の先生が集計をしてくださるのですが、取り組み始めた生徒が100名だった先週に比べ、どれだけの生徒が課題に取り組み始めたのかを数値で確認したいなと思います。学年全体で取り組む機運が高まっていることは、毎日のタイムラインから伝わってきます。何とかこういったネット上での情報を基に、最後は個々へメッセージを送ろうと思います。


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▼ 鬼門のお盆・後半
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 昨年は、お盆でモチベーションを下げ、出校日を境に、スタディサプリの取り組み状況が非常に悪くなりました。その分、他の夏休み課題を頑張っていたのかと言えば、そうではなく、課題の居残り人数が100名を越える事態を招いてしまいました。このままでは今年の1年生もそうなりかねないため、また後半にいろんな手を打ちたいなと思います。また報告させていただきます。

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