♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学年主任】GW中の取り組みと成果

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▼ 土日は主任から発信
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 GWに入り、中学校時代の生活に逆戻りする生徒が多いのではないかと危惧した私は、土日祝日は毎日メッセージを発信することとしました。これは去年の夏休みからやっていることですので、負担感は全くありませんが、その事実を知った人はこう言います。「主任が出すぎだ」「仕事好きだね」「よく続くね」などなど。いろんな声がある中で、結果で示すことが一番と思い、今回は取り組んだ内容とその成果と課題についてまとめましたので、よかったら最後まで読んでください。


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▼ 7:00目途に配信
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 Microsoft Teamsが導入されている本校では、勤務時間関係なく生徒とやりとりができます。(ある意味では危険なアプリです。)このアプリを使って、お休みの日の朝7時にはメッセージを発信しました。GW前に先生方から配信していただいた、スタディサプリの講義動画を紹介するという内容です。この紹介によって多数の生徒がスタディサプリを使うようになり、一時は全校生徒のスタディサプリ使用状況ランキングで、ほとんどの上位に1年生がランクインするという快挙を成し遂げました。
 たくさん使った生徒は7時間を超える動画視聴時間と、40近い確認テスト取り組み数を記録しました。これが多いかどうかは分かりませんが、他の課題もある中で、それだけの結果が残せたのは素晴らしいことだなと感じました。


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▼ 上位層を伸ばせ
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 それだけでなく、上位層の学習意欲向上と、学習習慣の確立のため、「トップは私だ」チームを作成し、入りたい生徒を全体に募集しました。その結果、24名が自主的に参加し、そのうちの13名が毎日私の要求した報告をしっかりと行ってくれました。
 報告内容は、今日取り組む内容と目標学習時間でした。中には5時間、6時間頑張る生徒もいましたが、少なくとも2時間、平均3~4時間頑張ってくれていました。当然ですが、毎日同じことをしていると、飽きてくると言うか、何のためにこれをやっているのかと疑問を抱いて離脱していく人が出てきます。そこで、もう一度意義や取り組みによるメリットを全体に説明し、1人1人へメッセージを送ることとしました。
 その結果、反応がない生徒も多々いますが(あえて無視をしているか、そもそも気づいていない人だと思います)やはり反応してくれて、直接学校で声をかけてくれる人もいれば、すぐさまメッセージを送ってくれる人もいました。そうやって、お互いにコミュニケーションを図れる関係性を作っておくことが、思いを届ける上で大事なことだなと感じました。


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▼ 家庭による環境の違い
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 これらの取り組みをしていて感じることは、家庭によってスマホの使える条件が異なると言うことです。担任の先生から聞いている感じ、スマートフォンを所持していない人はおらず、全員が手元に持っているものの、一律に全員が同じ使い方をすることができないというのが実状です。例えば、スマホを使って課題を出しても、居残りの際、家でなければ取り組めませんだとか、そもそも親の許可がないとスタディサプリというアプリを入れることはできませんと申し出をしてきます。入学式に丁寧に説明を行い、実際に毎週のように課題を出していてもそれを保護者の方に理解してもらえていないということが問題のように感じました。ここについてはもう少し丁寧に対応すべきなのだと感じました。


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▼ GWの中日
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 今年は月曜日と金曜日が登校日、6限授業であったため、教室の雰囲気がGW中の浮ついた感じになることは容易に想像できました。そこで、担任の先生方へ「落ち着いて1日を過ごせるように」とお声がけいただき、さらに自ら昼食時間は巡回することにしました。黙食がそろそろ崩れ始める頃でもあり、スマホを昼休みにこそこそ使う生徒もいることはGW前に分かっていたからです。実際に「もし時間があれば学年の先生も・・・」と声をかけていたところ、何人かの先生も周っていただけました。本当にありがたいなと感じています。


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▼ GW明けの居残り
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 今週はここで終了です。来週はいよいよGW明けの居残り指導についてと、初めての中間考査に向けてどのような取り組みをしたのかについて、報告したいと思います。居残り指導対象者は70名を越えました。この状況は、生徒たちの中学校時代の頑張り方を捉えている特徴的な数字だと思います。これに悲観せず、どうやって高校の指導に乗せていくかを考え、継続的に指導していきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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