♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学年主任】立場が上になることの意味

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▼ 今日は本音を語る
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 先日、いろんな先生と話す機会があって、これまで3ヶ月間のことを思い返しながら、自分の思っていることや考えていることを話しました。その中で、何人かの先生が「僕は学年主任が一番楽しいと思ったよ」と話されていたので、なぜなのだろうと疑問に思っていました。
 そんな中で、西野さんのあるvoicyに出合いました。

voicy.jp

 この話がしっくり来たので、今日はこの放送を教育現場に置き換えて、自分の考えたことを書いていきたいと思います。


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▼ 副担任は完全なプレイヤー
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 今は教員不足が叫ばれているため、1年目から担任を持つ先生が多くいますが、まずは副担任から教員生活を始めるという人が多くいます。私自身、2年間担任を持たせてもらえなかったので、最初の2年間は国語科の授業研究や、分掌の仕事に専念していました。授業研究というととても熱心な取り組みのように感じられますが、話を聞く気のない、将来に1ミリも役に立たないと思っている古典を、いかに面白いと思わせるか、勉強して良かったと思わせるかを常に考えて、日々改善を重ねていっただけのことです。
 担任の先生は面談を行ったり、書類を作ったりといろんな仕事がありますが、副担任の先生はサポートをしようとしなければ、それらの仕事は一切ありませんから、生徒にどのように接するのかを第一に仕事をすることになります。もちろん先生同士で相談することはありますけどね。
 

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▼ 担任もプレイヤーだが
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 担任を持つようになると、学年経営(学校経営)を基に、学級経営をしていかなければなりません。初めは、やるべきことを先輩の先生方に聞きながら、がむしゃらに働くプレイヤーですから、副担任と比べて仕事量が多いものの、自分のクラスをどのようにハンドリングしていくかを常に考えて運営していきます。
 これが中堅、熟練の教員になってくると、学年全体を意識しつつ学級を運営していくという発想に移っていきます。例えば、自分のクラスで学習計画を書かせたいが、学年全体では同じようなことができないかとか、このような話を学級通信で生徒たちに発信しますが、他のクラスはどうですか?とか、そんな働きかけをするようになります。時々、それでトラブルになることもありますが、そういった視点が学年主任へと繋がる意識なのだと言うことを今になって気づきます。


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▼ 主任になるとどう変わる
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 全ての先生が主任を経験する訳ではありませんが、いわゆるプレイヤーとして学年全体を見ながら学級運営ができる人が、主任職へと移っていく傾向があります。俗に言う出世です。主任になると、プレイヤーである先生方のマネージャーとしての色が濃く出てきます。だから、本当は直接生徒に話したいのに、ぐっと我慢して一歩引いて物事を見守る場面が増えてきます。
 ただし、管理職の先生方ほど、生徒との距離は遠くありません。話そうと思えば学年全体に向けて話すこともできるし、出そうと思えば学年通信を通して定期的に発信することもできるからです。生徒指導で学年主任が出て行くこともあれば、成績不振で学年主任が講話をし、激励することもあります。時には、担任の先生には言えないからと言って、副担任的な立場で生徒本人が直接相談してくることだってあります。そういうことを踏まえると、学年主任はプレイヤーでもあり、やりがいがある役職なのだと感じます。


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▼ 時には板挟みも
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 今働いて一番の負担は、プレイヤーとしての自分が、マネージャーになりきれないことです。例えば、管理職の先生方から、これを学年で取り組んで欲しいというお願いが来たときに、担任の先生方にそのままお願いすると仕事が回らなくなってしまうのではないかと思うことが多々あります。そういったときに、自分が中心で取り組もうとか、担任の先生方の負担を減らそうとか思って取り組んでいると、自分ばかり仕事が増えて、上手くいかなくなることがあります。
 もっと仕事を投げなさいと言われつつも、担任の先生方が気持ちよく働ける環境作りのためには、丸投げはしたくないというのが本音で、このあたりの裁量がとても難しいなと感じます。以前このブログにも書きましたが、教頭先生ですら、校長先生の言うことを進めていくために、お願いの仕方には苦労していると言います。だんだんプレイヤーから、他人をフォローするマネージャーになっていく中で、どうやって他人に結果を出させるか、を工夫して取り組んでいくことが私の今後の課題です。


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▼ 終わりに
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 今回は生徒のために働くプレイヤーが、立場によってマネージャーへと変化することを書いてみました。私はいろんなことにチャレンジするプレイヤーでありたいし、その時間を削ってまで、マネジメントを行いたいという覚悟が持てずにいます。それでも、今までやってこなかった「仕事をお願いする」という新しい仕事に挑戦し、どちらもができる人を目指して頑張ります。やり過ぎだと日々言われていますが、これからもしばらくはやり過ぎながら答えを見つけていきたいなと思います。


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