♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【仕事と家庭】家庭を持つこと

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▼ 仕事以外の話題
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 このブログではこれまで仕事のことと、世の中のできごとに関して、読んだ四の内容に関して書いてきました。今日はそれらとは少し変えて、仕事と家庭のバランスについて書いていきたいと思います。
 客観的に見て、私はいわゆる”働き過ぎ”だと言われる人間です。在校時間記録を毎月提出していますが、提出時には朝8:20出勤、夕方17:20退勤、17:10から部活動がある時は18:30を退勤とし、土日祝日の部活動はきちんと報告した数字では毎月25時間となっています。でもそんなことはなく、真面目に記録すれば130時間ほどになるかと思います。そんな生活を続けていく中で、結婚生活やプライベートについての考えを整理していこうと思います。


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▼ 結婚相手は・・・
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 周りの先生方に結婚相手を聞いてみると、多くが同業者、つまり先生同士の結婚が多く感じます。働いている時間が長く、お互いにどんな人かも分かっている上で付き合うわけですから、大きな裏切りはないように思います。反対に、普段とは違う面を見ることで、そんな思いを持って働いているのかと気づかされることもあり、そんなギャップも相手を好きになる理由なのだと思います。かくいう私もそうですけどね。
 仕事が同じならば、たとえ職場が異なっていても、どんな理由で帰るのが遅くなるのか、朝早く行かないと行けないのか、土日まで働いているのかが理解してもらいやすいので、助かっています。それを良いことに仕事をしすぎるのは良くないことですが。
 他にも司書、管理栄養士、化粧品会社など多岐にわたっていますから、先生になったら先生としか結婚ができないというわけではなさそうです。ただし、出会いを求めなければそういう相手が見つからないという話はよく聞きますが・・・。
 最後に、生徒との結婚というものもあります。でも不思議な話ではありません。私が1年目の時、23歳ですから、たとえば生徒が18歳であれば5歳差。年齢差は何ら不自然さはありません。また、卒業してしまえば、生徒同士、教員同士での違和感はあるかもしれませんが、端から見たら何ら問題はありません。でも個人的に言えば、私はできないなと思っていました。今後教え子とは、教え子として接したいという思いがあるからです。あくまで個人的な意見ですが。
 

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▼ お母さんの苦悩
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 最近よく感じるのが、女性のママさん先生の大変さです。朝、子どもたちに学校へ、幼稚園保育園へ送り届けてから出勤するとなると、朝礼ギリギリのタイミングで出勤することになります。また、夕方仕事が残っていても、晩ご飯を作りに帰られなければなりません。旦那さんと家事を分担していても、やはり母親が面倒を見なければという意識を強く持っている方が多いせいか、ママさん先生はすごいなとただただ感服しています。
 私は男性として、家事を積極的にやろうと心がけていますが、子どもはまだいません。もし仮に子どもを第一に考えていくならば、今の仕事内容を手放す必要があるように感じています。学年主任が担任の先生方のフォローをしようと思うと、生徒たちのことを第一に、先生方のことを第一に考えて仕事をしなければならないからです。優先順位がどちらかという議論はナンセンスですから、やはり仕事を変える、仕事を辞める必要があるのだろうと思っています。働き方改革とは最も遠くにあるこの仕事は、どのようにすればよいか。これが今後の私の、生涯にわたっての課題です。


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▼ それは学校の仕事でしょ
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 世間の様子を見ていると、子どもたちの教育の責任を学校に押しつけるようなものが一部あるように感じます。朝6時台に何度も電話をかけてきて、朝早くから対応しろと言わんばかりの人。夜8時に電話をかけてきて、生徒たちの指導をしろと苦情を入れる近所の人がかつて何人もいました。そういった時に、今まで丁寧に対応してき宝こそだと思います。
 しかしながら、昨今の働き方改革により、電話の自動応答が導入され、とにかく早く帰るように言われることが増えました。もっともっと学校が果たすべき役割があると思う一方で、家庭を大事に考えて働きたいと思う考えもあって、いろいろなものがちぐはぐになっているように感じます。家を大事にしなさいといわれつつも、仕事を頼みに来る上司・・・これ以上言うと愚痴になるのでやめます。
 

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▼ 答えのない問い
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 今回はあまりはっきりとした答えが出せずに終わってしまいました。その答えはすぐには出てこないのだろうと半分諦めています。今後、私たちの家庭が子どもを授かった時、それが私の仕事を見直すきっかけになると考えています。今の仕事を続けるのか、何を諦め、何を捨てるのかをよく考えていこうと考えています。


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