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おはようございます。世間では、時々ブラック企業が話題になります。ブラック企業とは、長時間労働や休日出勤、ハラスメントなど、働き続けることが肉体的にも精神的にも辛い企業を指します。このブラックな状態を何とかするために"働き方改革"が叫ばれていますが、多くの人はこの問題にきちんと向き合えていないのが現状です。今日の内容は、仕事選びにも役立つし、クラスの中でも役立てて欲しいと思います。
◯仕事と人の関係
例えば、係活動です。黒板を消すのは日直で、国語の課題を集めるのは国語係というように、学校では仕事に対して人を当てはめていくという発想を持ちます。それは厳格に決められていて、自分の役割を果たせばクラスが回っていくし、無理がないのです。
一方社会人になると、これが曖昧な部分が出てきます。先生で言えば、生徒の相談に乗るという仕事です。例えば自分が受け持つクラスの生徒が、数学ができないんですと相談してきたら、この担当は担任の先生なのでしょうか。それとも数学の先生なのでしょうか。
日本人は、仕事に人をつけず、人に仕事をつけてしまいがちです。だから誰でもできる仕事を、信頼できる人に頼んでしまいがちだし、そのせいで仕事が1人に集中してしまうことがあるのです。それを良しとするか、悪しとするかで"ブラックさ"は大きく変わります。
◯自分の役割を明確に
今教育現場では長時間労働が言われていますので、単純にそれを解決するためには、仕事を分ければ良いのです。先ほどの数学に悩む生徒がいたら、何も言わず数学の先生を紹介すれば良いのです。でも、その考えに違和感を抱く先生は多くいます。「いや、まずは自分を頼ってくれたのだから話だけでも聞こう」これって悪いことなのですか?だから問題に向き合えていないと最初に言ったのです。
この問題の本質は、自分の役割をきちんと理解していないことにあります。数学の例で言えば、担任としてどんなことができるかを自分で持っておけば悩むことはありません。例えば、自分のクラスの生徒の悩みを聞くとか、誰に頼るべきかを教えるとか、どのような形で話を聞くかとか、具体的に仕事の範囲や方法を考えておくと良いのです。
◯少し話が難しくなってしまいましたが…
結論として言っておくと、まずクラスの中での自分の役割を明確にしなさいということです。役割が果たされなければ誰かが余分に仕事をすることになります。迷惑です。そして仕事を選ぶ時には、マニュアルがしっかりしているか、自分の仕事の幅がはっきりとしているかを見ておきましょう。自分がいろんな仕事をしたいのに、この仕事しかさせてもらえない。(出世すればできるなら頑張るしかないけれど、頑張ってもさせてもらえない仕事もあります。)逆に、1人でこんなに仕事を任されるなんて思っていなかったという思いをしないためにも、どんな会社、どんな働き方が自分に合っているかを考えてください。
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参考資料
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