♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【学校経営】管理職って大変そう

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▼ 自らの気づきを記録
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 今週の内容も、あまり詳細に書きすぎると角が立つし、万が一生徒が見たときのことを考えて、できる限り軟らかな表現で書いていきたいなと思います。今年度の職員室での座席は、教頭先生の目の前であるため、教頭先生2人の会話や、校長先生も含めた3人の会話も時々聞こえてきます。また、本音をこぼされる瞬間もあるため、こういったことを踏まえて自分も発信したいなと思い、書くことにしました。


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▼ コロナ禍を被る
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 3学期に入り、オミクロン株の大流行が学校を襲いました。その時、まさに最前線で戦っていたのは教頭先生でした。かかってくる数々の電話と、県教育委員会への報告、校長先生との連携、教諭の先生方からの質問や苛立ちをもった言葉への返答など、自分がその立場であったらパニックになるだろうなと感じていました。


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▼ 陽性・濃厚接触
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 教諭の先生は、各家庭から発熱し、保健所へ行ったことを聞いたら、必ず教頭先生へ報告します。教頭先生は、県教育委員会の指示に従って、報告書を作成するために陽性者や濃厚接触者の全ての家庭に連絡を取ります。そして同時に県教育委員会から学級閉鎖の指示が出れば学校全体へ指示を流します。言い換えれば、県教育委員会がパンクしていれば早く判断したくとも判断できないという状況であったと言うことです。高校の私学に比べて、小中学校に比べて判断が遅いのは、教育委員会が受け持っている学校数の違いであることが実感できました。私学は学校独自に判断できるし、小中学校は市町村の教育委員会ですから比較的早い判断になるわけですね。
  

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スタディサプリを導入したい
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 教頭先生の言葉で印象的だったのは「教頭という仕事は、校長先生がやりたいとか、これをやると宣言したものを現実の形にする、実働隊のようなものだ」という言葉です。なるほど、教頭先生が一番忙しいという言葉の意味がよく分かった瞬間でした。
 その例としてスタディサプリを挙げます。スタディサプリ導入への思いは、元々校長先生の思いからスタートしました。それは、基礎学力が必要な生徒たちへの学力保証という意味での教育が今の学校に足りないという判断からです。そこでさまざまな手を打とうと考えたようですが、私は管理職の先生方が、スタディサプリ自体の閲覧がないことを知っていました。
 潮目が変わったのは、教頭先生がスタディサプリENGLISHに興味を持ったことでした。職員室で空き時間に動画を視聴し始めたため、校長先生も観なければという気持ちを持ったのか、ログインの仕方について教頭先生と校長先生の2人で話し合っていました。そこで管理者権限をもつ私はログインの仕方を教えました。


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▼ まずは検証を
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 続いて、冬休み中に突然私を含む3人に招集がかかりました。現在スタディサプリを積極的に使っている先生方に現状を報告してもらい、分析を行いたいとのことでした。この時私が予想したのは、現状把握→保護者の承認という流れであったため、生徒たちにどれだけ課題配信を行ったのか、それに対してどれだけ取り組んだかということについて報告しました。
 その会議の中で、生徒の意見を聞いてきてほしいということを言われたので、急いでアンケートを準備し、実施しました。それを報告しようと集計しているときに、教頭先生から「話していなかったけれど、生徒へのアンケートを実施して、保護者の前で説明してほしい」ということを言われ、「もう準備していますよ」と答えました。え?そこまで考えていなかったのか?と不信感を抱きましたが、先程のオミクロン株対策と同時進行での話だったので、仕方のないことなのかなと思いました。(思うようにしました。)


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▼ 先生方にも理解を
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 無事に、PTAの保護者に対しての説明会を終え、次は職員会議での検討に入ろうという段階に入りました。私は4月から、先生方の協力は得られないものだと割り切って使ってきたので、かなり難しいと感じていました。私が他の先生方の協力を諦めていたのは、生徒たちの頑張りを印刷して配っても、私もスタディサプリを積極的に使いたいという先生があまりいなかったからです。
 そんな中で先生たちにも説明責任を果たし、最終的に導入しようという方向性に持っていこうという管理職の先生方への意志を感じました。しかし、なかには導入前提で進めている意志を感じてか、そのやり方に納得のいかない先生方もいました。表向きには、スタディサプリが使えるかどうかを検討してくださいと言いつつも、気持ちは来年度から導入しますと言う話ですから、納得がいかないという気持ちもよく分かります。このあたりの調整を担うのが教頭先生です。本当に大変そうでした。


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▼ それでも暇そう
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 そんな仕事量だからこそ毎日忙しそうにしているだろうと思ってみていますが、いつもゆとりがあるように見えます。仕事をどんどんいろんな人に振っているのか、暇そうに振る舞っているのか、今の私には分かりませんが、そうやってゆとりをもって仕事をすることは大事なことなのかなと感じました。この考えと同時に、暇ならもっと私たちの仕事を助けてほしい、私たちが早く帰れるようにサポートしてほしいと思う瞬間も多くあるのも事実です。毎日忙しそうにしている上司も頼れないですが、毎日暇そうにしている上司も信頼できないなと感じるため、どんな姿が理想的なのだろうとよくわかんなくなりました。


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▼ なりたくないが
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 ここまでまとめてくると、やっぱり教頭先生も含め、管理職の先生にはなりたくないなと強く感じます。学歴のない私には、○○大学から何人の校長が、というプレッシャーはありません。しかし、私のように管理職の先生になりたくないという先生がほとんどなので、結局は誰かがやらざるをえないのかなと感じています。そしてその話は、私のもとにも当然くる瞬間があるのかなとも覚悟しています。
 私の恩師はこう教えてくださいました。「私たちの出身大学からは、管理職になる人もあまりいない。だから管理職になろうと思ってはいけない。それでもたまに、あんたにやらせたいと(仕事や役職の)チャンスを与えてくれることがあるから、その時は全力で応えなさい。管理職の先生のお願いを決して断ってはいけない。それが私たちの大切にすべきことだ。」
 私はこの恩師の言葉を胸に、これからも頑張っていきたいなと思います。



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