♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【中高人事交流】進まないオンライン

━━━━━━━━━
▼ 中学校訪問
━━━━━━━━━

 先日、前勤務校へ卒業生の学校での様子や、本校の宣伝も兼ねて訪問してきました。自分が働いていたのはコロナ禍前だったため、さまざまなものが変わっていて、正直戸惑いがありました。その中でも、タブレット端末が全校生徒に配られているという現状に驚きました。愛知県の県立学校では、全校配付されている学校もありますが、多くの学校が80台だけという謎の状況であって、この違いに愕然としたからです。今回はこの違いも含め、中学と県立高校でどのような違いが出ているかを書いていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━
▼ 中学の現状
━━━━━━━━━━━

 私の前任校ではベネッセコーポレーションの「ミライシード」が導入され、画面共有したり、ノートをタブレットで作成して提出したりするなどの活動が多くみられました。廊下や空き教室には充電保管庫もあり、持ち帰ることはあまりしないようですが、いつでもタブレットを持ち出して、授業が行える体制が整っていました。もちろんWi-Fi環境も整っているそうで、通信上のトラブルはあまりないとのこと。先生方の職員会議資料も全てタブレットでやりとりするようになったそうで、とてもエコだと感じました。
 各教室の黒板にプロジェクターも備え付けになっているため、先ほどのミライシードと連動して使われるようです、また、全校集会も、ZOOMを通して各教室で映像を見ながら行うそうです。さらに、他校とビデオ通話ができる移動式テレビも1台視聴覚室にあり、もう何もかもが最新の機器がそろっているなという印象でした。

━━━━━━━━━━━━━━
▼ 県内の高校では
━━━━━━━━━━━━━━
 
 一方、県内の高校ではさまざまな取り組みがなされています。とある私立高校では、iPadが全校配付され、毎日自宅で充電して使えるようになっています。つまり、毎日持ち帰るということです。校内で感染が疑われる生徒が出たときにも、いち早く休校を決め、オンラインでの授業が展開されたそうです。
 公立高校でも、全校配付がされた学校ではsurfaceタブレットが配付され、これらを使って主体的、対話的で深い学びが展開されているようです。中には、このタブレットを使って、生徒会執行部がクイズ大会を企画したそうです。放送室から問題を発表し、タブレットで一斉に回答を送るという方法で、全校生徒が参加できる催しと会って、とても盛り上がったとのことでした。


━━━━━━━━━━
▼ 一方、本校は
━━━━━━━━━━

 本校も含め、80台しか支給されていない学校は、大きな決断を迫られています。一つは、BYOD(Bring Your Own Device)回線を使って、個人のスマホで授業を展開する。もう一つは、新たにタブレット端末を購入orリースで導入することです。当然後者はPTA会費で賄うため、一定の負担を保護者に強いることになり、あの学校では県から支給されているのに、なぜこの学校は私たちが負担しなければならないのか!という不満も当然出てくるだろうと思います。
 しかし、そういった反対意見を恐れていては、何も始まらず、それはそれで他校に後れを取ってしまうため、ここが各学校での苦しい立場だといえます。


━━━━━━━━━━
スタディサプリ
━━━━━━━━━━

 最後に、リクルート社のスタディサプリについても書いて終わろうと思います。スタディサプリは全県で導入されており、今年度が最後となっています。学校によっては今年が最後になるかもしれないとあって、リクルートの担当の方も、効果的な活用方法を頻繁に教えに来てくださっています。
 しかし、現状はログインすらしていないという生徒も多く、このままでは今年限りで終わってしまうことが確定します。全員がスタディサプリを利用してみて、これは使えないということで廃止になるならば問題はありませんが、利用することなく廃止となってしまっては問題です。そこで、リクルートの方に相談したところ、夏休みの課題として確認テストを出してみてはどうかという提案がありました。
 実はスタディサプリには、講義動画とともに、確認テストがついていて、単元ごとにその両方を利用することができます。これまでは講義動画を観てから確認テストに臨むという宿題の出し方をしていたのですが、順番を逆にして、確認テストができなかった生徒は、この動画を観ましょうという具合に出せば、利用者が増えるのではないかという作戦です。
 けれども、これも単に宿題として出すだけでは、利用者が増えることはありませんし、そもそも先生方もこれを使って何かをさせようという気持ちもありません。(消極的な理由に見えるかもしれませんが、わざわざネット上でやらずとも、テキストをサクサク解いていく方が効率よく勉強できるという内容が多いことも事実だから仕方ありません。)これからは、そういった問題を踏まえて、スタディサプリが生徒たちにとって身近なものになったうえで、必要か不要かを判断してもらえるようにできたらなと思います。本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



いつもありがとうございます。クリック応援も引き続きよろしくお願いします。
↓↓↓

にほんブログ村 教育ブログへ