♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【緊急事態宣言】今高校では何が起きているか

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▼ 緊急事態宣言発令
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先日13日、愛知県全域で、1月14日(木)から2月7日(日)まで 25日間緊急事態宣言を発令するとの連絡が入りました。それを受けて、昼に緊急の職員会議がもたれました。今回は今高校現場で(愛知県の私の勤務校という限定的な情報ではありますが)何が起きていて、現場がどのような対応が迫られているかを書き、自分がやっていること、これからできることについて考えていきたいと思います。

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▼ 生徒への指示内容
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後ほど教員に対する指示内容も伝えますが、まずは生徒に向けてどのように呼びかけたかについて説明していきます。
まずは登下校です。以前から言われていることは、家族も含めた毎日の健康観察を実施し、児童生徒に発熱等の風邪症状が見られる場合、登校させない。また感染地域では同居家族に発熱等の風邪症状が見られる場合も登校を控えること、濃厚接触者が出た場合は陰性が判明するまでは登校させないことが改めて指示されました。
今回は、それに加え、授業後や部活動終了後には、生徒同士で食事やカラオケなど寄り道はせず、まっすぐ帰宅することが指示されました。
そして、学校内での食事は、自席で食べること、対面にならないこと、会話をしないこと、食事後は速やかにマスクを着用することも改めて徹底するよう指示がありました。中学校では先生が教室にいるため問題はありませんが、高校では張り付くことはしませんから、そういった意味での指示だと思われます。

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▼ 授業への影響
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文言通りに言うと、
「感染対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」は行わない

グループワーク、近距離で一斉に大きな声で話す活動、実験や観察、合唱やリコーダーなどの管楽器演奏、調理実習、近距離での運動などが例に挙げられていて、対話的で密な授業が禁止された形です。
学校によっては修学旅行が中止になってしまいました。可哀想です。
学習活動については、引き続き距離感を保って、換気を徹底することが引き続き求められていますが、特に大きな変化は見られていません。

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▼ 部活動に一番の影響が
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ここまではほとんど今までと変わりのないことばかりで、大きな影響は修学旅行以外ないように思われました。しかし、高体連主催の全ての大会を中止すると指示が来て以降は、全ての公式戦、練習試合、合同練習等は中止となりました。文化部でも特に吹奏楽部は活動できないかと心配な点もありましたが、全員での合奏はできないものの、少人数でのパート練習などは認められたようです。
身体的接触のある競技は、練習メニューを考慮しながらの活動となり、活動の前後では健康観察、必要に応じて体温の計測などを徹底しています。そして中学校と同じように、教員が立ち会わなければ部活動は実施してはならないというルールが新たに加わりました。


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▼ 教職員の感染対策
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もちろん先生に向けても指示がありました。
家族以外との不要不急の会食や20時以降の不要不急の外出をしない
しばらくお互いの実家にも行けないし、教え子たちにも会えないなと感じました。20時以降といったら、仕事終わりはどこにも出かけられませんね。最も出かける気力も残っていませんが。

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▼ これからできること
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今後はまず私たちが率先して距離を保つことを意識して生徒たちと接することが大事です。生徒の前では気を張っているので大丈夫ですが、職員室や生徒が帰った後には気を抜いてしまいがちです。マスクを外して話をする人はさすがにいませんが、感染対策として体温を測ったり手洗い消毒を徹底したりして、生徒の手本となれるように行動できたらと思います。
今後時差登校や家庭学習になる可能性もないわけではないので、愛知県立高校で導入されているスタディサプリとロイロノートを活用して生徒が学習できるよう今のうちに勉強しておこうと思います。


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