今回のテーマはもちろん放火犯ではなく、心に火をつけることです。社会人になって一番初めに直面した問題が、アパーシー(無気力)でした。教育心理でスチューデントアパーシーという言葉を学んでいたため、これがあれなのか!と感動すら覚えた記憶があります。
そこから様々な本を読みました。例えば、山崎拓巳の『やる気のスイッチ!』http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%82%8B%E6%B0%97%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81-Sanctuary-books-%E5%B1%B1%E5%B4%8E-%E6%8B%93%E5%B7%B3/dp/4861139260
レビューにもある通り具体性に欠けますが、やる気のメカニズムを端的に表した本と言えます。
その本には、セルフイメージ(自分のイメージ)が変われば、ホメオスタシス(恒常性)が働いて、スコトーマ(盲点)が外れるとされています。具体的に言えば、自分はこの会社で出社が最も早い人間だとイメージして行動していれば、その人間であることを維持しようとして、今まで出来なかったことが出来るようになるということです。このことを応用して、半ば洗脳のような形で生徒のセルフイメージを変える努力をしました。一番影響を受けているのは、私の洗脳を受けた全国の青少年赤十字メンバーです 笑
え?具体性に欠ける?ではその話を1つだけ説明します。
・理想の形をレールとして敷く。その上を進むように誘導する。
例えば、室長に積極的にリーダーシップを発揮してもらいたいとき。室長には、①期間的に時間がないこと②司会に詰まるようなら私がフォローを入れること、③私のこの時間を割くから何とかやってくれないかと頼むことの3つを伝えます。すると、任された本人は、やり方を教えていなくても自然とやる気を出してやってくれます。もちろん人によって言葉は変わりますが、気づかない間に私の言葉が責任感に変わっていくように仕向けていくというのが私のやり方です。
このように人をやる気にさせる方法は数多くあります。しかしそんな中、方法を使わずに直感で人を動かす先生がいらっしゃいました。次回はその方のお話をします。