♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.497「この矢当たれ」中間考査まであと5日

おはようございます。最後まで読んでね。

初めにお知らせです。
中間考査範囲が上に掲載されています。
中間考査の結果を受けて、赤点保有者には
修学旅行直後の居残り指導を計画しています。
どの教科も今から準備を始めましょう。
テスト範囲の週末課題も出しました。
こちらも合わせて頑張りましょう。

本題です。古典探究の競べ弓の話は
なかなか奥深いなと感じています。
そもそもなぜ道長(入道殿)は、
伊周(帥殿)の所へ来たのか。
道長は抜群に弓が上手く、
伊周は本番に弱かったのか。

これらの答えはたった一つ。
歴史物語だという点です。
(フィクションってことです)

時の権力者である道隆(中の関白殿)は
自分の息子である伊周に跡を継がせたかった。
だけど、道長の人格や手腕を見ると
やはり道隆の後は道長だろうという
物語になっています。
(実際には先に道兼という人もいますが)

そのことを物語として描いたのが「大鏡」です。
伊周は所詮、父のおかげで力を
持てているのであって伊周自身に力はない。
道長はここぞという時にしっかりと結果を出し、
これから強大な権力を持つことを予感させる。

そんなことを今回の話で、
表現しているように思います。
古典探究は考査初日です。
ぜひ今日から少しずつ復習しましょう。


令和5年9月30日(土)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。クリック応援も引き続きよろしくお願いします。
↓↓↓
にほんブログ村 教育ブログへ