♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【振り返り】2023年に向けて

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▼ 3月まではスタサプ中心
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 3月までは前の学年を3年間持ち上がるものと考えていたため、スタディサプリの配信を通して、学習習慣の確立に向け、日々努力を続けていました。これは今もしていることですが、teamsで土日にメッセージを配信することで学習のきっかけを作ろうと考えました。結果としてスタディサプリの取り組みが大きく変化したわけではありませんが、そういった日々の積み重ねの大切さを改めて感じることが出来ました。

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▼ 学年主任として次のステージへ
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 教員として10年を終え、11年目の試練は、「学年経営」という経営者視点で学校を捉えることでした。学級担任として、学年の屋台骨として活動する覚悟を捨て、学年主任として学校のため、学年のため、そして生徒のために積極的に活動する覚悟が求められました。この段階で、多くの方に相談をし、皆が皆、後押ししてくださった訳ではありませんでしたが、結果として学年主任として働く決意をしました。
 学年主任となった瞬間に新しく見えた世界が沢山ありました。一番は、こちらから生徒に近づいていかなければ、生徒との距離はどんどん離れていってしまうことでした。担任として最前線で生徒と接してきた今までとは違って、担任の先生へ自分の思いを託して、間接的に接する機会が増え、ある意味では生徒に接することなく仕事をする機会が増えました。その方が都合が良いと思う瞬間すら出てきました。でも、それでは嫌だなとも思いました。担任の先生を飛び越えて生徒と接するのは気が引けますが、私は私のやり方で生徒と関係を築いていこうと考えるようになりました。


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▼ それは私の仕事ではない
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 学年主任としての仕事が出てくる中で、これは自分の仕事なのかと疑問に思う気持ちが出てきました。今までは人の仕事を奪ってでも、いろんなことに挑戦しようという気持ちばかりでしたが、さすがに余裕がなくなりました。頼らなければ仕事は回らないし、頼らなければ学年全体・学校全体の成長に繋がらないからです。人に仕事を任せることで、数多くのトラブルに巻き込まれたのも事実です。でも、これで良いのだと思いました。
 結局の所、私が今抱えている仕事は校内では学年主任、バレーボール部顧問のみのように見えますが、総合的な探究の時間の授業作りや教務部の成績処理ソフトスクールエンジンの運用など細々とした仕事が多くあります。また、校外でも国語教育研究会、星晨会、教育方法研究会の事務局、教材開発、青少年赤十字の指導などさまざまな仕事を抱えていて、充実した1年を送ることができました。これらを負担と考えると心が苦しくなりますが、さまざまな方の役に立てていると考え、今後も頑張っていきたいと思います。


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▼ 美しく生きたい
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 来年の目標として考えたのは「美しく生きる」ことです。さまざまなトップの方の話を聞く中で、共通しておっしゃっていることが「美しさ」です。これは、”無駄がなく洗練された”という意味を持ち、私に最も足りないものだと感じています。会議中にうとうとしてしまうこと。肝心なときに心のゆとりがないこと。夫婦関係は至って良好ですが、人間関係をより充実させたいと思うこと。全ての問題を解決するためには、日々の美しい生き方だと考えました。朝決まった時間に起きて、寝ることを心がけること。1分1秒でも長く働くという発想を捨て、限られた時間で良い結果を残そうと努力することなど、具体的な目標は挙げたらきりがありませんが、来年は「美しく生きる」をテーマに頑張っていきたいと思います。このブログも、途切れつつも、明日で7年目を迎えます。継続は力なり。やれることはこれからもどんどんチャレンジしていこうと思います。


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