♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【生徒指導】出校日から心がけること

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▼ お盆明けすぐ
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 先日、出校日を迎えました。学年全体で20名ほどの欠席がありましたが、世間ではお盆休みであったことと、コロナ禍であったことから、欠席連絡はほとんどが納得のいくものでした。そんな中、生徒たちにはきちんと残りの夏休みを送って欲しいと思い、いくつかの仕掛けを準備していました。今日はそのあたりを紹介したいと思います。


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▼ 生活リズムを崩すお盆
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 本校の出校日は、お盆の直後に設定されています。理由は、夏休み前半は部活動に専念して欲しいという思いと、後半は全ての学年で夏期補習が行われるため、そのきっかけとして欲しいという思いです。もちろん、文化祭の準備もありますが、ほとんどこの2つの意味合いが大きいと考えられます。ただし、部活動に積極的でない生徒や、夏期補習を取っていない生徒(夏期補習は強制ではないため)が、夏休みの過ごし方について考える機会はありません。そこで、まずは夏休み中にMicrosoft Teamsを用いて、出校日に向けてのメッセージ配信を行いました。
 5日前から出校日までのカウントダウンを始め、いよいよ課題をやらなければとか、朝起きる準備をしておかなければという思いに駆られるようにしました。そして、出校日当日に課題の取り組み状況が不十分な場合は呼び出しをすると決めていたため、そのために夏休み中盤でありながら、課題の追い込みをする現象が見られました。


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▼ 出校日当日の朝
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 出校日当日の朝は、やはり嵐でした。欠席連絡が立て続けに入り、業務が全く機能しない状態でした。生徒たちが登校するのも久々ならば、我々教員も出勤するのが久々だったので、お互いに何をしたらよいのだろうというぼーっとした感じになりかねません。そこでまず、1日の流れや、回収物、配布物など漏れがないよう、先生方と確認しました。
 

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▼ 変化に気づけ
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 夏休み中、いろんな変化が起きているため、その変化を見極める必要があります。変化とは、染髪やパーマなどの髪への加工と、顔色や体調などです。これらは、変化があることを前提としてみていなければ、見つけることができません。そもそも、そういった変化がある生徒が学校へ来ることはないように思いますが。


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▼ とにかく声をかけよ
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 向こうから話しかけてくる生徒は良いですが、そうでない生徒ともなるべく話すように心がけています。出校日当日には、夏休み中に頑張っていたというデータが残っている生徒に、翌日からは登校できていなかった生徒に声をかけ、コミュニケーションを取るようにしています。2学期のスタートで最も多いトラブルは、夏休み中に崩れてしまった生活習慣や学習習慣が立て直せず、だれとも話さずに不登校、転退学となってしまうことです。そうならないためにも、夏休み中からさまざまな方法を使って、会話していきたいと思います。


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