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▼ 今週は合宿中
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土曜日から青少年赤十字の生徒とともに合宿を行うため、しばらく連絡が取れない状態となります。そこで、今回は一足先に2500文字程度の文章を書いておこうと思いました。
最近はあまり部活動について触れていなかったように思うので、部活動の指導について書いていきます。
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▼ 困ったときのDVD
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部活動の指導にあたる際、必ず買っているのはルールブックです。一通り目を通すのですが、やはりその専門用語と実際のプレーが結びつかないという問題にぶち当たります。そして指導者として部活動を運営するにあたり、生徒に丸投げ状態となっているのは問題ではないかという焦りや、解決方法を見出せない情けなさから、お金による解決をしようとします。
前のソフトボールの時には、基礎練習のDVDを購入し、ボールをグローブに入れ、そのボールを素早く投げるという基本動作や、その教え方を学びました。結果的に、手探りながらも指導できるようになっていき、こちらとしてどのような技術を伝えていくべきかをはっきりと捉えられるようになりました。(それが教えられるようになったかは別として、何をすべきかは明確になったのです。)
そこで今回は、岐阜県のとある高校で女子バレーを指導されている方のDVDを探し当て、DVDを見てみることにしたのです。そこではもちろん基本動作も扱っていたのですが、そもそもの考え方がとても勉強になりました。
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▼ 私たちが弱い理由
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どんなスポーツでも、そのチームが弱い理由というものを持っています。この理由を考える時に、どうしても得点が決められる力(攻撃力)に注目しがちです。卓球ならばスマッシュ、野球ならばヒット、バレーボールならばアタックです。しかし、この監督は、この攻撃力は相手が変われば変化するものであって、自分たちがいくら努力しても飛躍的に伸ばすことのできないものだと言います。
そこで、監督が言う弱い理由とは、自分たちのミスや連携不足で、相手に得点を与えてしまう流れに注目していないことなのです。私もソフトボール部顧問だったときは、内野の捕球ミスから試合の流れが大きく変わり負けてしまったことや、バレーボール部顧問として、コート外へ出たボールを追わなくなった瞬間、一気に点数を取られて負けてしまったことを思い出しました。つまり、どのようなプレーが、相手に何点分を与えるプレーとなり、流れがどちらへ傾くかがはっきりと分かっていたことに気づいたのです。
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▼ 声が出ないから負け
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今までは「声が出せなくなるから、雰囲気が悪くなり、負けてしまう」という試合の流れだとばかり思っていました。でも先程の発想を活かすと、次のような流れとなります。
例えば、目の前のボールを、手を出さずに見逃したプレイヤーがいたとします。この瞬間、このプレイヤーは、連携不足ではなく、とりあえずボールを拾わなければならないという義務感に囚われて、周りが見えなくなります。すると、同じように目の前にボールを落とされたとしても、自分が取るべきでなくとも取りに行き、他のプレイヤーとぶつかってしまいます。
逆に義務感がなく、自分はボールが取れないという自信喪失につながるタイプの選手であれば、今度ボールが来たときにも、誰かが取ってくれるだろうと消極的なプレーに変わってしまいます。どちらのプレーが表面化しても、周りの反応は落胆や怒りで、険悪な雰囲気へと変わっていきます。こういった雰囲気を客観的に捉えられていれば、まだ修正できますが、感情的にこの場面を捉えていたとしたら、焦りや自信喪失や怒りや諦めといったさまざまな気持ちが入り交じり、統制が取れなくなり、負けてしまうのです。声が出せないのは、そのさまざまな気持ちを抑えつけて、前向きな言葉が発せられないからこそなのです。
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▼ どんな練習をするか
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新チームにかわって、最初の大会が終わり、ミーティングの機会となりました。キャプテンは動画を見て反省会をしたいという希望を出してきたので、みんなで確認しようとしましたが、上手く投影できず、中途半端に終わってしまいました。
その後、キャプテンを中心に練習を進めていきましたが、やはり自分ごとではなく他人ごとになっている生徒が多く、上手くやれませんでした。私からは次のようなことを伝えました。
コミュニケーションをたくさん取ることがチームの目標なのに、それぞれで話すことをしなさすぎる。もっと自分の考えをもって、練習中もたくさん話しなさい。
コロナ禍でマスクなしの会話はご法度とはいえ、最低限の距離を保っていれば話していい。そんな雰囲気を作っていきたいなと思います。
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▼ 終わりに
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今回は、負ける理由について真摯に向き合ってみました。最終的には、やはり生徒と私との信頼関係が重要だし、私ももっとバレーボールについて勉強しなければならないことを学びました。今回試合を見ていて、最後まで雑な扱いをせず、丁寧に取り組む大切さも改めて感じました。部活動を通して、人間的に成長していくことが、学校教育では最も大切なことなので、この点を特に力を入れて取り組んでいきたいと思います。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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