♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.11『提出物は誰のためか』

おはようございます。このクラスの課題提出状況を確認しましたが、多くの人が全て出せていて、さすがだなと感じました。出せばよいというわけではありませんが、提出物を相手の注文通りに出すということは、あなたが思っている以上に大きな意味を持ちます。

だいぶ前から、この学級通信に載せている言葉、気づいていますか?「担当の先生へ出すのが礼儀です。もし出せないのなら必ずいつ出すかをはっきりと伝えに行きましょう。ペナルティがあるから、というよりはお互いの信頼関係を維持するためのコツです。」まさにこれが提出物の意味だと思うのです。大人の世界に入ると、上司からこれを作るように頼まれたり、上司がいない業界でも相手の要望に応じて商品を作ったりということが仕事としてあります。でもそれらが中途半端なもので、期限も守れていなければ、その人にはもう頼まないし、そういう人なんだと思ってしまいます。取り返しがつかないのです。   

今、その提出物の意味をしっかりと考え、行動できる人は、きっと入試の時にも、社会人になっても早めに、何度も確認して提出できると思います。みんな頼みますよ。

令和2年6月3日 学級通信

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