♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

『割れ窓理論』

こんにちは。朝、投稿しようとしたら勤務時間になってしまったのでこの時間の更新です。再度休校が決まってから、毎日のように教室へ通い、3年1組の教室で掃除をしたり問題を解いたりしています。

掃除をしてみると、教室が思った以上に汚いことに気づかされます。パッと見てきれいに思えても細かなところを見ると、ほこりがたまっていて「あなたの教室は汚い」というレッテルを貼られた気分になりました。

題名にも上げた「割れ窓理論」これは、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案したもので、「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方から名づけられたそうです。(この文はwikipediaから持ってきました。)今まで8年間、いろんな教室を見てきましたが、落ち着きのないクラスや、秩序が保たれていないクラスの多くは、ごみが落ちていたり物が雑然と置かれたりしています。これはまさに「割れ窓理論」の悪い例だと思います。かつて私が学級崩壊させかけた時も、学年の先生方に手伝っていただくとともに、毎日欠かさず黒板と教室の掃き掃除、時々床の雑巾がけを行ったおかげで、何とか持ちこたえました。今年はどんなクラスかはわかりませんが、先んじて掃除という部分で手をかけ、落ち着いたクラス経営を目指したいと思います。