♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.193「春休みを”終えたことにする”」

おはようございます。休校してから2週間目の金曜日となりました。電話連絡をする中で、課題が終わりかけているという人が何人もいました。順調ですね。そうやって計画的に課題に取り組む姿勢が大切です。夏休みも冬休みも課題は早く終わります。だから、課題を終えた”後”が重要になってくるのです。

さて、私は2つの先見を行っています。1つは、このまま中学校の先生として3年生に持ち上がった場合。もう1つは、高校の先生として戻った場合。前者で大切なのは、どのタイミングで漢字テストを行うかとか、教材をどのように進めていくかということです。もちろん受験対策のために、文法の復習や故事成語などの知識を織り交ぜることも考えておかなければなりません。幸い3年前に1度、3年生の担任を経験しているので、だいたいの流れは分かっています。4月にいきなり進路希望調査が行われることも、修学旅行、部活動の大会、体育祭、文化祭と同時進行で進路を相談していくことも、3年生にとっても先生にとっても地獄の忙しさです。だから今のうちに準備しておくことが大切です。

高校の先生としての先見は、やっぱり今の内容の復習です。中学校の内容が土台となって高校の内容を教えられるというのが私の強みなので、そこを生かせるように中学校の勉強をしておこうと思います。みなさんは、先見できていますか?春休みはもう”終えたことにする”のが、今後のカギです。

 

令和2年3月13日 朝の黒板メッセージ