♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

2018年の総括

こんばんは。本当は今年1年の総括を、と思ったのですが、去年の分がないことに気づいてしまったので、遡って書きたいと思います。

 

2018年は上手くいかない年でした。年明けすぐに中学3年生の入試時期に差し掛かりました。合格という嬉しい報告が増える一方で、乱れていく学校生活。その中でも合格した生徒たちや、学級委員たちに卒業までどう過ごすべきかを考えさせて卒業させる先生方の姿に改めて感服しました。

4月を迎え、初めて中学1年生の担任となりました。ロッカーへの荷物のしまい方、ほうきの使い方、雑巾の掛け方、給食当番の白衣の着方、給食の装い方、配り方、給食のマナー、授業の受け方、返事の仕方、挨拶の仕方、係の仕事、委員会の仕事などなど、これ小学生でやれなくては困るなと思うことを1から教えていきました。きっと教えられてきたのだと思うのですが、全く身になっていないのです。これは、高校の教員として、中学校の先生はなにを教えてきたんだ!という不満と同じだと即座に気づきました。

この年の担当は、生徒指導と生徒会でした。どちらも初めての仕事で、しかも学年の中心として働かなくてはならず、全てが上手くいきませんでした。時には叱るを通り越して、怒ることもしばしば。次第に生徒が離れていき、私の話を全く聞かなくなりました。そんな中で心がけたのは、初任者の時に、校長先生から学んだ「割れ窓理論」でした。ある時を境に、毎日朝早くから教室の窓を全て開け、掃除をし、机と椅子を整頓しました。そして黒板を毎日百均のマイクロファイバー布で磨き続けました。(もちろんその後にコメントを書きました。)だんだん、その姿を見て、自分に味方をしてくれる生徒が増えてきて、なんとか1年間を乗り切ることができたのです。上手くいき始めたのは2019年に入ってからです。

また、この年は、公立高校入試に似せた問題作成にも携わりました。問題作成のために本を読むことも大変でしたが、一太郎を使って体裁を整えることに多くの時間を費やしました。この年の在校時間の5分の1は、一太郎との戦いだったように思います。

 

さぁ、2019年です。つづく。