♯黒板エッセイ

【毎日更新】デジタルエッセイ【週刊】学年主任から見た学校

教員11年目。エッセイは毎日。数十年後の出版に向けて、メッセージを週1で更新しています。

自覚、意識

道徳の時間に、クラスの問題点を話し合わせた後の一場面です。

 

みんなから出た、自覚、意識、これが足りない。私もそう思います。なぜ自覚をもてないのか、意識が高まらないのか答えを言います。これは答えがあります。それは、自覚や意識がなくても何とかなるからです。自分がもたなくても誰かが何とかしてくれるからです。

人間は昨日の自分と同じように今日を生きようとします。それは、昨日と同じならば安全に1日が暮らせるからです。もし昨日と違うことをしたら、死ぬかもしれない。だから変化したがらないんです。

 

じゃあ変わるのはやめよう、そう思うのは当然だ、で終わっていいの?あなたたちには中学3年生はこの瞬間しかないんだよ。僕は担任としては何度も経験できる可能性はあるかもしれないけど、自分の中学3年生には一生戻れない。それが分かっていて、何も変わらなくていいの?もちろん全員が変わることは無理だって分かってる。でも、変わろうと努力することが大事なんじゃない?

そういう人が増えてきたら、きっとこのクラスの雰囲気は良くなる。私はそう思います。この後の6時間目、明日以降の体育祭練習に今日考えたことをつなげてもらえたらと思います。

 

平成29年9月21日5限道徳 徳目:集団生活の向上

JRCのHR連絡会をやってみました。