♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.178「広がるウィルスと差別」

おはようございます。サンキューデー2日目です。もうカードは書けましたか?昨日は、ストーブを持ち上げた瞬間、灯油を満タンにしてくれたことに気づき、昼放課の練習の後、席を片づけ、整頓し直してくれている場面に遭遇し、頼んだことはしっかりとやってくれた日でした。他にも、このクラスのために動いてくれた人も含め、本当にありがとう。昨日参観された副担任の先生も、道徳でしか見られないあなたたちの様子を見て、驚かれていました。もちろん良い意味で、です。今日もさまざまな場面でたくさんの活躍が見られることを期待します。まずは予鈴着席から!

最近テレビをつけるとコロナウィルスの話ばかりなので、正直うんざりしています。でも、久々に興味深い記事を見つけました。フランス、パリの日本食レストランに「コロナウィルス」「出て行け、ウィルス」などの落書きが見つかったというものです。この落書きを見て、普通は不快に思います。でも、ある人が「このレストランの収益を上がるようにしよう!」と積極的に通うことを呼びかけるツイートをしたのです。誰かが否定的な発言をしたり、行動をしたりすると、こちらまで否定したくなって、どんどん悪い方向に向かっていきます。でも、道徳*の主人公のように、友達を攻撃せず「そのぶん、部活の練習を頑張ってるじゃないか」と肯定的な言葉や気持ちがあれば、良い方向に向かっていきます。だからこそ、ありがとうが大切なのですね。

 

令和2年2月20日 朝の黒板メッセージ

道徳*…「三年生を送る会」という教材で、実行委員長の主人公と、同じ部活動の友人が送る会でなく、部活動を優先した話。