♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

社長が教えてくれたこと

おはようございます。
初めにお知らせです。

①卒業アルバムの撮影日程について
 身だしなみは問題ないかもしれませんが
 冬服や校章など、出しておかなければならない
 ものがあります。1.2.3組は4日後に向けて
 準備をお願いします。

②学年集会の話について
 「当たり前のことを当たり前に行う」
 提出期限は守ること。校外への提出書類は
 2週間以上の余裕を持って担任・副担任
 他の先生方へ頼むこと。
 教室の共有スペースに私物を置かないこと。
 授業は前を向き、先生に目を合わせること。
 清掃をきちんと行い、心を整えること。
 具体的に書きました。実践してください。

③スタサプとClassiについて
 近々、ベネッセのClassiの説明会を
 開こうと思います。ベネッセ模試との親和性が
 高いものです。活用法などお知らせを流すまで
 今しばらくお待ちください。

本題です。
昨日は、(株)YDCの田中社長や社員たちを
招いて、研修会が開かれました。

https://www.ydc.co.jp/company/message/

さまざまなお話があった中で
今日は「理念」と「プロアクティブ行動」の
2つについて共有します。

◯あなたの理念は?本校の理念は?

先ほど紹介したHPを覗いてみると
この会社ではこんな企業理念を掲げています。

顕在化している要求に応えるだけでなく、
背景や目的を深く理解し、その実現のために
潜在的な要求を可視化し提案することで、
お客様の想像を超えた価値を提供していきます。
たとえ小さなことでもその積み重ねが、
「感動」を与えるものだと考え、
私たちは常にそれを意識して動いていきます。

例えば、相談があると私に話してきた時に
出てくる話題は表面的なもので、
実は奥底に本当の悩みが隠れているため、
それを話す中で明らかにしていくようなことです。

理念は、先生方にもありますよね?
と投げかけられました。
個人の教育理念は、
現状維持は衰退につながるから
常により良くしようと思える人を育てる
ということであり、この学年では
「応援される人」を合言葉に頑張ってきました。
あなた自身で言えば
将来の夢や志望理由などが理念の種だと思うし、
大学や専門では、
卒業認定・学位授与の方針
(ディプロマ・ポリシー)
教育課程編成・実施の方針
(カリキュラム・ポリシー)
入学者受入れの方針
(アドミッション・ポリシー)
がその内容と言えます。
集団においては、理念をそれぞれが大切だと思う
つまり、共感できるようにする必要がある
という話がありました。あなたたちには今一度
「応援される人とは?」というメッセージを
発信する必要があるなと感じました。


◯プロアクティブ行動、受容性、成熟
あなたは、仕事をしていく上で必要な力は
何だと思いますか?

田中社長は以下の3つを挙げました。
①論理的思考力
難しい内容、長い文を短くまとめ直す力です。
今日の記事も90分の内容をまとめています。
当然読解力や情報処理能力も大切です。

②非認知能力
数値では測れない、リーダーシップや自己肯定感
といったものです。
この中で取り上げたいのがプロアクティブ行動や
需要性や成熟です。(詳細は後述します)

③チーム力
それぞれの強みを活かして、組織だって
結果のために力を尽くすことです。
これは高校なら想像しやすいですよね。

さて、この中のプロアクティブ行動とは
率先して影響を与える行動を起こすことです。
例えば、新しいものを取り入れる時や、
新しいことを始める時に、
「お前がやれよ」と押し付けあっていては
何も始まりません。
だから誰かがイノベーター(先駆者)となって
行動を起こし、行動を促します。
そしてその人の話を聞いて、行動を見て
自分自身の行動を変えます。これが受容です。
受容性の高い人は、こういった研修の話から
自分の行動を見直すことができ、
どう改善しようか考えられるわけですね。
そして何人かは成功を収めるようになります。
この他人の成功を心から喜べることを
成熟と表現されていました。

もう少し分かりやすく説明すると、
受験は2年生から意識すべきだという記事を読んで
率先して受験勉強を始め、
その人を見て自分も行動しなければと思って
受験勉強を取り組む雰囲気が広がっていく。
そして受験に合格した友達には
心からおめでとうと言い、自分も頑張るぞ
という気持ちで引き続き取り組むという流れです。

理念にしても、行動にしても、
一般企業の話は自分たちがいつもやってきたことと
同じなのだと改めて考えることができた会でした。

令和6年10月5日(土)

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