♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.547「目の前の得は本当に得か?(プロスペクト理論)」

おはようございます。
(早朝からすみません。)
まずはお知らせです。
①明日業後、中間考査で成績が芳しくなかった
生徒を呼び出します。
期末考査に向けてともに頑張りましょう。
②まもなく考査週間が始まります。
来週は4連休があるため、遊びたくなりますが
そんな暇はありません。
この辺りで結果を残さないと
留年が見えてきます。
明日提出の国語の週末課題から
きちんと取り組み始めてください。

突然ですが、問題です。
Aの選択は、無条件で100万円が手に入る。
Bはコインを投げて表が出たら
200万円が手に入るが、
裏が出たら0円。
あなたはAとBのどちらを選択しますか?
昨年、数学を学んだあなたは
期待値が同じであることは
理解できると思いますが、
多くの人はAを選びます。
なぜなら100万円損するかもしれない
というマイナスを回避したい感情があるから。
ただし、あなたがこの状態ならどうでしょうか。

『あなたには200万円の借金があります。』
Aの選択は、無条件で100万円が手に入る。
Bはコインを投げて表が出たら
200万円が手に入るが、
裏が出たら0円。
何とこの時にはBを選ぶ人が多いのです。
それは、Bを選んだ時に得られる
200万円の借金がゼロになるかもしれない
という可能性を損したくないと思うから。
条件が変わるだけで
結論が変わるのはある意味恐ろしいですね。
私たち人間は損したくないという気持ちを
強く持っています。
目の前の得を取って、結果的に損していないか。
よくよく考えて期末考査までの期間を
過ごしてください。
今回どの科目も出題範囲が広く、ハイレベル。
しっかり勉強しないと、過去一番まずいレベルです。

令和5年11月19日(日)

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