♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.198「休校措置の是非」

おはようございます。明日が本来ならば修了式。そして、現実にあなたたち2年生の登校日です。久々に早起きして、教室の掃除や黒板へのメッセージを書こうかと思っています。これまで日常生活が激変して、それでもその生活にようやく慣れてきて、良いニュースも悪いニュースも聞かれるようになりました。

休校措置が正しかったのか?という結論は、科学で証明するのは不可能です。相変わらず感染者数が増加しつつも、爆発的な増加には至っていないというよく分からない現状だからです。では人々の心で考えてみてはどうでしょうか。幼い子を持つ家庭や、今まで学校が担っていた部分を代わりに働くようになった方にとっては最悪の政策です。それでも前向きに考えて、何とかこの状況を乗り切ろうという強い気持ちをもっている方が多くいて、本当に頭の下がる思いでした。でも一番大切なのはあなたにとって良かったのかです。こんな休みなければ良かったとか、あの時こうすれば良かったというのは、この書き方で分かるように、あなた自身の問題です。この時期に頑張れない人、環境のせいにする人は、状況が元に戻っても同じだと思います。そういう意味では、休校措置をきっかけにもう一度自分と向き合うことが、この休校措置を上手く乗り切れた1人になるヒントになっていくと思います。

 

令和2年3月23日 朝の黒板メッセージ