♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.140「ありがとうの意味」

おはようございます。今日の6限に、新しい家庭学習が配られます。1年後に迫った高校入試のためのテキストです。このテキストにどれぐらい取り組んだかで実力が変わり、提出できたかで通知表つまり成績が変わります。もう今までの自分とは全く違う自分へと変わるチャンス。生かすかどうかはあなた次第です。2年生も今日で70%が終わります。悔いなく最後までやり遂げましょう。

昨日、サンキューカードが回収されましたが今までで一番良い内容が書けたでしょうか。そもそも「ありがとう」は「有り難し(ありがたし)」が語源で、元々は「めったにない」です。たとえば殿様から家来に向けて励ましの言葉や褒美がもらえたときに、家来が「ありがたき幸せ」と申しあげるように、普段されないようなことに対する言葉でした。ただ、身分差がなくなった今は、その”特別感”が無くても、してもらったことに対して「ありがとう」を伝えられるようになりました。今週、サンキューウィークと言われて、半分強制的でも「ありがとう」と伝えている人は、相手が笑顔になって欲しいという思いが出てきて、自分の行っていることに誇りと自信が出てきて、楽しくなっています。行動することで、自分の気持ちがよい方向へ変化する。「ありがとう」には、そんな効果があるように思います。

 

令和元年12月12日 朝の黒板メッセージ