こんばんは。県立大船渡高校野球部の国保監督が、エースの佐々木投手を決勝で登板させなかったことが話題になっています。私もソフトボール部の顧問で、なぜあいつを変えないのかとか、逆になぜ変えたのかとかいう批判を幾度となく受けてきました。だからこそ、信念をもって決断をした監督も、それを受け入れた選手たちも尊敬に値すると思います。
自分よりも2.3歳上の方が、批判覚悟で本人の将来を考えて決断したことは衝撃でした。経験のある方が、自らの経験を基に判断されたということであれば、何ら感じることはなかったでしょう。でも、教員になってから10年経つか経たないかの方が、自分の信念を貫いて最後まで戦う姿を見ると、自分も周りに流されることのない信念をもつべきだと改めて考えさせられました。
自分は先生と呼ばれるようになってから、一貫して「生徒に任せる」ための仕事をしてきました。その対象が高校生から中学生に変わってから、その丁寧な下準備がより重要であることをひしひしと感じながら仕事をするようになりました。単にこちらが信念をもたずに、生徒のやりたいようにやらせるのは、正しくありません。自分の信念をもって、その中で生徒たちがどんな方法を使ってそれを実現していくのか。それをこれからも共に考えていこうと思います。
令和元年7月26日