♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.B「根回し、ごますり、媚びへつらい」

こんばんは。先生が言った一言は、時に大きく叩かれ、時に賛辞を受けることがあります。私は、1つのことを成し遂げるためには、1人でも多くの協力者が必要だと考えているので、よく雑談の中で、ごまをすることの大切さを話します。でも、言葉が悪いせいか、生徒からは猛反発。自分の実力がないからと言って逃げているのではないか、とか気に入られようとして気をつかうのが嫌だとか言っていました。でも、社会に出ると、真面目だけじゃいけないよと思いつつ、そうだよねって言っていました。

しかし、今日保護者からそんな話題が出されました。一瞬ドキッとしましたが、その方はこう続けました。

そうやって、人にお願いをして回ることの大切さを教えてくれる先生なんていないし、それをどう捉えるかで、自分にどんなメリットがあるかなんてらうちの子は気づけないんですよね。

自分の言葉が、巡り巡って自分に返ってくることを思えば、一言一言にしっかりと想いを乗せて、話していくことが大事だと気づかされた瞬間でした。

 

令和元年7月17日 夏休みの夜に