♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

産業社会と人間

こんばんは。今日で二学期が終了しました。先程ブログを見たら、私を騙る人物が勝手に投稿していたので訂正版として更新です。

今日のキーワードは「自分は何ものであって、何に向かって、何を学ぶべきか」です。これは総合学科1年生が必ず履修する産業社会と人間の内容を分かりやすく説明したものです。どのような仕事についていても、自分って一体何のために生きているのだろうと深く考えずにひたすら目の前のことをこなしています。それを高校時代に考えようというのが、この言葉の真の意味です。

今日終業式に生徒に語る中で、では自分自身はどうなのか?と考え直しました。自分は元々国語の魅力を伝えたいと思って高校の教員になりました。しかし現実は、国語の魅力はあまり扱えず、自分が使っている言葉の大切さを伝えるレベルにとどまってしまい、思うような授業が出ていません。だから次の学校では、と思っているのですが、現実はそう上手くいかないのだと思います。

それは自分をもし過大評価しようと思ったら、国語に関して他の先生方と比べて秀でたものがないからです。もしも他の先生方に比べて、何か凄いことができれば、国語の世界の第一線で活躍できるのかもしれませんが、まだまだその力は足りません。きっとボランティアや他人の嫌がる仕事を積極的に行う姿勢を評価してくれるのかな…と密かに期待していますが。

自分は社会でどのような存在でありたいか?と社会で自分に対してどのようなことが求められているのか?とに必ず隔たりが出てきます。その時自分はどちらを優先させるのか。そんなことを考えながら2016年を終えようとしている私でした。

今年の更新は今日で最後のつもりですが、心動かされる出来事があればまた更新します。とりあえず、良いお年をお迎えください。