キャリア教育を連続で書くのもあれなので、読書について書きます。
私はもともと本を読むのが嫌いでした。今となっては完全に間違いだったと分かるのですが、当時の本のイメージが「論理的で面白みのないもの」でした。章立てて展開していく評論は大嫌いでした。また小説も、何でこんな役に立たないものを好き好んで読むんだと思っていました。
ただ国語の先生になりたかったので文学部に進みました。そこで谷崎潤一郎や芥川龍之介を読んで、面白いじゃん!と初めて思いました。でも、たくさん読もうとはなりませんでした。
やがて本当に先生になってみると、あれも読んでない、これも読んでないと思い知らされて絶望感に苛まれました。何度も読む習慣をつけようと頑張りましたが、全くつきませんでした。ようやく新書はここ2、3年で月3、4冊のペースで読めるようになってきましたが、他人にしてみれば少なすぎるという印象だと思います。
この間出会った本が、遅読家のための読書術というタイトルでした。
この本を読んで小説もガツガツ読むぞ!と意気込んだのですが、この本には次のような文がありました。
小説のような本はゆっくり時間をかけて…
がーん。と思いましたが、逆に割り切れました。焦らなくてよいのだと。その本には、ぜひ書評を書いてみなさいとも書かれていたのでぜひ今日から毎週一冊ずつ紹介していければと思います。
今週は遠野物語。読んだはずなのですが、ストーリーが全く出てきませんでした。目標は日曜日更新。頑張ります!待っててね、おいちゃん。