♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

【卒業まであと79日】「井の中の蛙大海を知らず」

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本題です。
今日の話題はこちら。



https://ddnavi.com/serial/679081/a/



「井の中の蛙大海を知らず」という言葉は
「見識が狭く自分の範囲内でしか物事を
 考えられない」という意味の
有名なことわざです。
荘子の「秋水篇」にある
「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」が由来です。
この言葉が日本に伝わった後、
こんな一文が加えられたのだそう。



「されど空の深さ(青さ)を知る」



このサイトの解釈では
「狭い世界で自分の道を突き詰めたからこそ、
 その世界の深いところまで知ることができる」
と説明していました。
私はこの言葉は、今の時代とは少しズレているな
と感じます。
ことわざの言葉を借りれば
井の中の蛙大海を知らず。
されど空を知りて後大海へ進む。
だと思います。
どういうことか、説明していきます。



例えば、自分は日本史が好きで、日本史ばかりを
勉強していたら、日本史の点数ばかりが高くなり
他の科目は全くできなくなってしまった。
でも日本史ならどんなことを聞かれても答えられる。
先ほどの井の中の…されど空の…は
そんな感じでしょうか。



専門家の代表である教授は
非常に狭い分野を研究しています。
私がお世話になった教授は「濃厚」という言葉の
使い方について扱っておられました。
(狭すぎて理解できないと思います)
それならば使い方を集めて
言葉だけを勉強しているのかというと
そんなことはありません。
でもこの教授もそうですが、
1つの分野だけを勉強しているわけでは
ないのです。
今度は私を例に説明しますね。



例えば、論理国語でプナン族について扱いました。
分かち合うという所から、
カーシェアについて知らないなと思って調べ
これは安いのかと思い、月々の車にかかる
お金とカーシェア料金を計算します。
「分かち合う」という言葉をより深めようと思うと
今の時代、カーシェア(公共)、生活費(家庭)
料金比較(数学)など、1つの分野だけでは
物事を捉えることができないのです。
私はこういったことを調べて授業での
「例え話」に活かしています。



あなたたちが4月から進む上級学校では
きっと1つの分野だけ扱うのだと勘違いして
いる人も多いと思いますが、
あくまで1つの物事を知るために
やはりいろんな分野を知る必要があります。
これが高校で扱ってきた探Qであり
今後も同じような話を聞くことになります。



井の中の蛙大海を知らず。
されど空を知りて後大海へ進む。



たとえ視野が狭くとも空のこと(1つの物事)を
きっかけに視野を広げていく。
あなたは何について4月から学びますか?


令和6年12月14日(土)



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