♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

女城主

毎年家族で、岐阜県恵那市にある岩村酒造へ行き、酒開きを堪能する。今年は事情があって行けなかったが、お土産のお酒をいただくことができた。一番搾りの新酒。フルーティーな味わいが気分を良くさせる。
そのお酒は、毎年我が師匠の自宅へお届けにあがる。そのお方は、大学時代大変お世話になった方で、今現場で多くの方とお知り合いになったきっかけもその方のおかげだった。
常々、その先生がおっしゃっていたことは、人から頼まれる人間になれ!ということだった。
かの有名な大村はま先生も、仕事を頼みたいと思う人間は、仕事ができる人だ。と言っているように、その先生の言葉は、とにかく若手らしくどんな仕事でもやって、仕事ができる人間になりなさいというメッセージだったように感じる。
今仕事していて、若手だからという理由で任せられる仕事がたくさんある。それはパワハラではなく、自分を周りのレベルへ高めるための試練だと思う。
少しベクトルは変わるが、仕事を任されるまでやらないというのも良くない。何をすべきかが分かるまでには時間がかかるものの、一通りやるべきことが分かってからもやらないのは若手の部類では最低だと思う。
逆にそれを気づいて、しっかりとやる人はすごい。もっとすごいのは、それを気づくように育ててくれる人。そういう人に私はなりたい。