♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.184 一人はみんなのために

おはようございます。今日は3月1日です。多くの高校は今日が卒業式であるため、私にとっても特別な日という感じがあります。今日から3月という意味でも、いよいよ1年1組の最後が近づき、新たな学年へつながっていく1ヶ月です。悔いの残らないように頑張りましょう。

今日の言葉はおそらく「1人はみんなのために

みんなは1人のために」と書きたかったのだろうと思います。この言葉は元々「One for All All for One」というもので、小説の一節だそう。1つ目のOneは「1人」という意味ですが2つ目にある最後のOneは「1つの目標」という意味です。つまり、1人がみんなのために頑張れば、みんなは目標を達成できるという意味なのです。このクラスで決めた「笑顔開花」を達成するために、1人1人がみんなのために何かしようという気持ちをもって行動してくれると良いなと思います。

 

平成31年3月1日 朝の黒板メッセージ

NO.183 人はみな平等か?

おはようございます。今日はあいにくの雨ですね。でも雨が降ると花粉の量が少し減るようですから、恵みの雨なのかもしれません。2月も今日が最後。残り1ヶ月を大切に過ごすためには、もう一度1つ1つのことを確実に取り組むことです。放課の使い方、ぜひ意識して過ごしてください。

今日の言葉は「天は人の上に人を作らず 人の下に人をつくらず」これは福沢諭吉の言葉として有名ですが、元々はアメリカ独立宣言からもってきた言葉のようです。その意味は努力して学問に取り組まなければ平等として扱ってはもらえない。つまり「人がみな平等であるためにはみなが努力しなさい」というものなのだそう。「平等に扱う」というのは本当に難しいですよね。仲の良い人とそうでない人との接し方に差があるように、平等という言葉はみんなが意識しなければ達成できないことなのかなと思いました。あなたはどうか思いますか?

 

平成31年2月28日 朝の黒板メッセージ

NO.182 「叱る」の中に「期待」がある

おはようございます。昨日の送る会はおつかれさまでした。思い出ビデオを観ながら、2年後にはあなたたちの姿が映っていて、たくさんの思い出とともに楽しんでいるのだろうと想像していました。1年生としてあと16日。最後までみんなの「笑顔開花」のために一緒に頑張っていきましょう。

今日の言葉はみんなにとってどんな意味に思えますか?前向きに捉えることの大切さを考える人もいれば、この人は本当に自分へ期待をしているのかと疑問をもった経験を思い出した人もいるはず。自分にとって、この言葉は次の言葉を連想させます。「自分の気持ちを伝えるためには、時には感情的になることも大切だ。それが『叱る』ではなく『怒る』ととられたとしても。」思いの伝え方に答えはない。だから日々、いろんな形で思いを伝えようとすることが大切なのだと思います。

 

平成31年2月27日 朝の黒板メッセージ

NO.181 失敗したから

おはようございます。今日は卒業生を送る会です。例によって私は不在になることが多いですので、自分たちでどう行動すべきかを考えてください。1年間だけでしたが、部活動、文化祭など、いろいろなところでお世話になりました。感謝の気持ちを「行動」で示せるとよいですね。

今日の言葉は「失敗したからって何なのだ?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか」です。誰もが必ず1度は失敗します。2度、3度と繰り返すこともあるかもしれません。でもその時に、あきらめることをせず、今できることをやって、失敗を取り戻し、同じ失敗をしないようにすることが大切です。みんなのコメントを読んで、自分自身も、大きくは変われないかもしれませんが、変えていきたいと思います。また生活のあゆみを通して本音をぶつけてください。

 

平成31年2月26日 朝の黒板メッセージ

NO.180 前進

おはようございます。明日は送る会です。いよいよ3年生が卒業するという時に私たちができることは何でしょう?1つはそれぞれで感謝の気持ちを伝えること。もう1つは、感謝を全員で、歌や踊りに込め伝えることです。今日は最後の全校集会。よい形で終えましょう。

今日の言葉は「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」です。ソフトバンクの孫さんらしい言葉だなと思います。何事も前向きに捉えて生きていくことは難しいことです。でも、人から悪く言われてもジョークで言い返せるぐらいの器の大きさやゆとりがあれば自然とできるようになるのかもしれません。みんなにはもちろん無理なことですが、未熟な私にとっても、まだ何十年もかかりそうな目標のように思えます。

 

平成31年2月25日 朝の黒板メッセージ

NO.179 無理して頑張ることはよいことか?

おはようございます。2日間空けてしまい、申し訳なかったです。今日で1週間が終わりますが、送る会に向けての気持ちを切らしてはいけません。今朝も練習がありますので8:10には出発できるよう準備しておきましょう。

今日の言葉は「"無理"という言葉を壁と思うかバネと思うか、それによって人生は大きく変わる」です。無理だと感じていても、やらなければならないことはあるし、結局無理だと分かってあきらめてしまうこともあります。その中で大切にしてもらいたいのは、そういった経験が無駄だと思わない気持ちです。頑張ったっていい、頑張らずに負けたっていい、その後にその気持ちを消そうとせず、自分自身の成長の糧としていくことが重要だと思います。

 

平成31年2月22日 朝の黒板メッセージ

NO.178 時間を大切に

おはようございます。今日は身なりチェックです。全員合格できると信じていますので、身なりの最終確認に努めてください。(爪は保健室で切れます)

今日の言葉は「人生に無駄なことはない。この時間を生かすも殺すも自分次第」時間は均等に与えられたものですが、使い方が上手くいかないといつも追われてしまって、思い通りにいきません。「先見」や「集中して取り組むこと」が時間を上手く使うためのテクニックです。この一瞬を大切に、今日も頑張っていきましょう。

 

平成31年2月21日 朝の黒板メッセージ