♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.455「入学から500日が経ちました」始業式まであと13日

おはようございます。
皆さんご存知の通り、私はカウントダウンが好きです。
捉え方によっては、未来ばかりを見据えていて
つまらない人間だと思われる人もいると思います。
でも、私は未来ばかりを見ているわけではありません。
今日であなたが入学して500日目となりました。
あなたが入学式当日に抱いていた希望や不安は、
今どう変わりましたか?

私はこの学年を「応援される学年にしたい」
という気持ちでずっと取り組んできました。
ゆとりがなくて、雑な対応をして、
不快な思いをさせてしまったこともありますが
なるべく全力で頑張ってきました。
あなたが「頑張る」とはどういうことかを
想像できるように、先頭に立って頑張ってきました。
去年の4月。学年集会でこんなことを言いました。↓↓

今朝、室長・副室長を呼んで、アンケートを取りました。
クラスの中で良かったこと、直した方がよいことを
教えてくださいという内容です。
これを今から読んでいきますから、よく考えてください。
まず良かったこと。
先生に当てられたときに答えが違っていても
良い、温かい雰囲気にできる。
HR役員を決めるとき、
積極的に手を挙げてくれた人が多かったのですんなり決まった。
挨拶の声が大きい。
掃除の時間に自分の担当ではなくても、
自ら行動し協力し合っていた。
先生が見ていなくても静かにお弁当を食べられている。
逆に直した方がよいことも出てきました。
移動教室の時、時間に遅れることがある。
授業が始まってからロッカーにものを取りに行く人が多い。
グループができたからグループの人たちと
話しているときに話しかけづらい。
提出期限を守れない人がいる。

今、あなたたちの中で二極化しています。
これらの前半の内容は、
周りの人のことを考えて行動できる人。
つまり、応援される人です。
逆に後半の人は、自分の考えをもたずに流される人です。
応援されない人です。
この2つに分かれていますが、あなたはどちら側の人間になりたいですか?
応援される人は自分のことを自分で決められる人です。
でも応援されない人は、周りの雰囲気に流され続けています。
スカートを短くしてバレなければいいや。
提出物、みんな出していないから出さなくていいや。
他人から見たらそうかも知れないけれど、
本当にそれでいいのか?
自分に嘘をついて良いのか?
僕は嘘をついて欲しくない。
いや、嘘はつくな。自分に嘘をつくな。
自分に嘘をつき続ける人生を送るな。
自分に正直に生きていれば、
みんなが助けてくれる。
ぜひ応援される人になってください。

感じるものはありますか?
今のあなたに届きますように。


令和5年8月19日(土)

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