♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.422「2匹のカエル」

おはようございます。
今日はとある、2匹のカエルのお話です。
ある日、カエルの集団が
森の中を移動していました。
その途中で2匹のカエルが
誤って深い穴に落ちてしまったのです。

2匹は穴から出ようとして、
何度もジャンプを繰り返しましたが、
穴が深すぎて出られませんでした。

これを上で見ていた他のカエル達は、
これはどうしようもないと思い

「そんなことをしてもムリだ。
 かえって疲れ切るだけだから、
 あきらめて静かに死を待った方がマシだよ。」
と忠告をしました。

結局、穴に落ちた2匹のうち、
一匹のカエルはやっぱり仲間の言う通りだと思って
ジャンプをやめ、そして穴の中で
動かなくなってしまいました。

ところがもう一方のカエルはジャンプを続け、

仲間達が「もういい加減やめなよ」と忠告すると、
ますます力を入れてジャンプをし、
とうとう穴から出ることに成功したのです。

助かったカエルに仲間たちが
「あれほどムリだと言ったのに、
 君は何故あきらめなかったんだ。」
と聞いたのですが、
そのカエルは嬉しそうに跳ね回るばかりでした。

実はこのカエルは耳が不自由だったのです。
だから仲間の忠告は全く聞こえず、
むしろ皆が励ましてくれているんだと
勝手に考えてジャンプを続けたのです。

起きたことは同じでも、捉え方によっては
自分を良い方向に導いていくことができる。
先生がお休みに入られて、私たち先生も
あなたたち生徒も心配していることと思います。
大丈夫です。きっと先生は元気になって戻ってくる。
それまで自分たちで頑張るチャンスが与えられたと思って
前向きに頑張っていきましょうね。


令和5年7月17日(祝)

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