♯黒板エッセイ

【高等学校】教育現場に立つ初任者を助けよ

生徒へのメッセージと日々の気づきをアップしています。教員15年目

【初任研】朝礼で何を語る?

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▼ 副担任交換!
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以前から話題にしていた、副担任の交換を実施しました。言い方を換えれば、私のクラスの初任者本人と、別のクラスの初任者を交換して朝と帰りのSTを実施しました。
本人にその感想は聞かなかったものの、気づきはたくさんあったようです。特に風の便りで聞こえてきたのは、他クラスの自己紹介の掲示物で、クラス内の仲を深めるために大事だと思ったようです。私のクラスの特徴は、毎朝の黒板エッセイですが、他にも掃除をしっかりとやっていることを見ていてくれたらいいなと思っています。

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▼ 無関心は敵である
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このブログの一番上の写真にも載せている内容です。出張の次の日に、朝いろんなことがやりっぱなしだったので担任業務を初任者本人に伝えつつ、生徒たちには諭すように話をしました。
仕事を忘れるのは仕方のないことだけれど、それを気づきながらフォローしないのは許せない。みんなで周りを見てフォローしあって欲しい。教室が汚かったから綺麗に整えて欲しい。
特に後半の、文化祭が近づく中で、それでも綺麗な教室を保って欲しいということを伝えたのですが、私が毎朝掃除をしているせいでその現場を見ることができません。生徒達には「汚かった」という私の言葉だけが伝わり、どういう状況だったかを想像しながら整えることになります。中学生までは、これが綺麗な状態であると手取り足取り教えることが多いものの、高校生に対しては概念的なものも想像力を働かせるように伝えればそれで良いのだと初任者本人に伝えました。本人には伝わっているかな?

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▼ 普遍とは何か
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授業内容も今週は何度も議論を重ねました。今回は論理国語「ミロのヴィーナス」という単元の「特殊から普遍への巧まざる跳躍」という言葉でした。この話は、ミロのヴィーナス像が両腕を喪失していることがかえって様々な解釈を生み出し、結果として普遍的な美しさを生み出しているという趣旨の話です。本人はこの「普遍」を、「幅広く知れ渡ること」としていましたが、この解釈は部分的であって、その後の解釈に上手く接続するか少し心配になったので一言伝えました。
他にも古典探究の方丈記で「枕詞」を説明する時に、「たましきの」が「美しい都」を意味すると説明しており、これも助言しました。正確に言えば「たましき」が「玉を敷き詰めたような美しさ(美しい都)」を表していて、枕詞「たましきの」は都を導いていることに過ぎないものです。
こういった些細な違いもきちんと伝えなければならないし、間違った時にどう訂正するかもきちんと向き合うべきポイントだなと感じました。


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▼ マネジメントシートとは?
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学習マネジメントシート(年間学習指導計画)についても、本人から研修お願いします、と話があったので改めて勉強し直して伝えました。
そもそも授業で扱う内容は、スクールミッションやスクールポリシーから望ましい生徒像に向けてどのような力をつけたいか、ということを明確にしてから決めるべきであるというカリキュラムマネジメントという考え方を伝えました。その上で教科書を選定し、どんな単元を扱うかについて検討し、それを学習指導要領に照らし合わせて実施するための計画であると伝えました。
もう少し簡略化すると
①どんな生徒を育てたいか
②そのためにどんな授業をしたいか
③そのためにどんな単元を、どんな力を意識して扱うか
年間を通して計画していくものだということです。


その理想論自体はすぐに分かってくれたのですが、授業時間についてパニックになってきました。

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▼ 時間数補充?原級留置?
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多くの学校における単位認定において、授業時数の3分の2以上の出席を必要としている慣例があります。(法的根拠は見つかりませんでした)これは1単位で考えれば、年間35単位のうち、23.3時間以上の出席=24時間の出席、裏を返せば11時間
を超える欠席があれば単位不認定とする処置が取られます。
まずこの数字が感覚的に捉えられないようでした。業界では「かけ11」(単位数×11)を超えた場合、原級留置つまり留年となることがよく言われます。そして時期によってその欠課時数の増加速度が早過ぎた場合に、その時点で時間数補充課題が出されることを伝えるとさらにパニックに。
こういった時間数補充の概念は高校の場合、学校ごとで異なるため、その学校のルールを学ばなければなりません。それが小中学校と違う部分だとも伝えました。なかなか理解は難しいと思いますが、習うより慣れよ。頑張ってついてきてもらいたいです。来週は2回目の研究授業。またそこまでの奮闘を来週報告したいなと思います。


令和8年5月17日(日)

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