♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.82「徒然草と8の字跳び」

おはようございます。今日は雨予報のようですね。明日無事に体育祭1日目が行われることを切に願っています。昨日の業後の体育祭練習は、それぞれが頑張っていて、素敵なクラスだなとつくづく感じながら見ていました。結果はもちろん大切ですが、こうやって体育祭に向けてみんなで頑張ろうという雰囲気や姿、そして記録を塗り替えていく力強さをぜひ今日も見せてください。応援しています。
昨日、8の字跳びで300超えの大記録を達成した時、どんな気持ちだったのかなと考えていたら、似たような話が古典にあることを思い出しました。徒然草の「ある人、弓射ることを習ふに」です。
原文で書くと「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、初めの矢になおざりの心あり。毎度、ただ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ。」
簡単に訳をすると「初心者は2つ矢を持ってはいけない。まだ他の矢があると思って、いい加減な気持ちを持つからです。毎回、何回かのうちに決めようと考えることなく、この1本目で決めようと思え。」
自分の可能性を決めつけず、自分たちにとってラストチャンスだと覚悟を決めて取り組めば、自ずと結果がついてくるのです。

令和3年9月14日(火)


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