おはようございます。昨日は家の仕事もできたし、前任校にも勤務校にも顔を出すことができました。(生徒には会えなかったけれど。)用事があるって良いですね。
先日、車を運転したら、ある大学のキャッチコピーが目に入りました。
オンリーワンを、一人に、ひとつ。
私の知っているオンリーワンという言葉の意味は、「それぞれ一人がひとつずつ持っているもの」だと思っていたので、同じことを2度言っている?と感じました。気になってネットで調べてみました。
https://www.daijob.com/crossculture/arimoto/20170606.html
和製英語だったんですね。直訳で見ると「一人だけ」の意味で、私の認識とそんなにズレはありませんでした。つまり、この日本語に違和感を抱くのは、オンリーワンという言葉に、一人とかひとつとかいう意味が含まれているからです。
おそらく考えた方は、「これからは個の時代だから、それぞれがオリジナリティを持っていけるように指導する必要がある。オンリーワンを持たせるんだ!」という意図があるように思います。でも、オンリーワンには独自性という意味も、差別化という意味もありません。だから相手に上手く伝わらないのだと思います。
言葉が短くなればなるほど、その言葉そのものが持つ意味を理解した上で使わなければ、文字数がちょうど良くても、同じことを2度繰り返すだけのつまらない文章になってしまいます。
この言葉の感覚は俳句や短歌を学べば、理解できるようになります。やってみたくなりましたか?
令和2年7月19日(日)
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