♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.134「気づかない気づかい」

おはようございます。いよいよ明日から職場体験が始まります。準備は万全ですか?2日分はもう学級通信の形にしてあるので、のちほど配付します。たった2日間だけれど、社会に出ることの大変さや、体験した内容を毎日、何十年も続けていくことの辛さに少しでも気づければ、充実したものになるはずです。私の気持ちも少しは分かってくれるかな?

世の中で「知らないうちに」助けてもらっていることは多くあります。その1つが税金です。あなたが歩いてきた道、安全を守る警察、そしてこの学校も税金によって成り立っています。規模をずっと小さくして、クラスで考えてもたくさんのことがあります。特に、係の仕事ではないのに積極的に働いてくれたひとのおかげで自分の時間にゆとりが生まれることもあります。ただ、それを”ラッキー”と思うのは違います。自分中心に生きている人は、世の中全てを人のせいにして人の攻撃ばかりをするさみしい人です。私もあなたたちができていないことを叱ることがありますが、それは自分の責任から逃げているということでもあります。他人をどうするか?ではなく、自分ができることは何か?そう思いながら、はさみで切り刻まれたごみたちを集めるのでした。

 

令和元年12月4日 朝の黒板メッセージ