♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.108「教え子の教え」

おはようございます。あっという間に10月が終わろうとしています。そして手元のカウントダウンを見てみると、1ヶ月後が期末テスト、その次の週に職場体験、このクラスの解散まで148日、卒業まで493日です。4月から言っている通り、毎年"今年が最後"という気持ちで働いています。まだあるという感覚はもう捨て、今を、そして未来を全力で生きていきましょう。

先日、初めて担任を受けもった子たちと久々に会いました。高校時代と同じようでしたが、社会人が近づいている彼らにとっては、どんな仕事に就くかは本当に難しい問題のようでした。一方で、社会人として働き、自分のやりがいを見つけつつある子もあれば、とうとう夢の資格試験に挑む子もいました。ここに出した全ての教え子は全員が過去の経験を土台にして今を懸命に生きています。中学生のあなたはまだ基礎づくりの段階。つまらないことばかりかもしれませんが、毎日の積み重ねが数年後「あの時頑張ってよかった」につながります。もしかしたら、この中にも歳を重ねた私と食事する人がいるかも?

 

令和元年10月28日 朝の黒板メッセージ