読書本をアップするシリーズ第2弾。先週末は3泊4日の出張があったため、いきなり更新できませんでしたが、ようやく更新です。しかも小説でなく実用書です。
職業柄、こどもにプレゼンテーションを教える機会がたくさんあるのですが、自分自身が「上手くプレゼンできるか?」と言われても、自信を持って「はい!」とは答えられませんでした。そこでビジネス書に答えを求めました。
①プレゼンで大切なこと
今まで私は、プレゼンの指導でパワーポイントの作成に力を入れていました。それは間違いではないのですが、大きな勘違いをしていました。
プレゼンで大切なこと、それは「相手を動かすこと」です。つまり、自分の伝えたいメッセージが伝わるか?ということよりも、受け取る相手がそもそもメッセージを受け取りたいと思うか?受け取り手にはどんな言葉が残るか?を考えるべきだということです。今までも悪あがきで、笑いを取ったり興味を引きつけたりする技術を試したことがありました。でもそれも、相手を楽しませるだけで、残っているものを聞くと、その面白かった部分以外は全くないという答えばかりでした。
②スライドの作り方
パワーポイントのスライドは、「大きな文字で動きをつけて。近くにはイラストも加えて。」が常識だと思っていました。でも実際は、文字のフォントはMSでは古いだとか、アニメーションは極力使わない方がよいだとか、イラストではなく写真を使えだとかほとんど逆のことをしていたことに気づかされました。パワーポイントの準備も5、6時間かけるのではなく、その時間を話し方に使おうという提言も納得がいきます。
③話し方について
私は元々落語研究会に所属していたので、本題に入る前の世間話「マクラ」が必須でした。それはお客さんが心を落ち着けて聞きたいと思う雰囲気作りが、その後の噺にも大きく影響するからです。今でも私は授業に用いています。それはプレゼンにも必要だと書いてありました。高校生に求めるのは難しいかもしれませんが、そんな話ができたら素敵ですよね。
以上3点が分かりました。詳しく技術的なことは取り上げませんが、なかなか面白い内容ですので興味のある方はどうぞ。今年は大きなプレゼン指導が2つ残っていますので、学んだことの実践にあてたいと思います。また報告しますね。ではでは。