♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.161「プロはその先まで見ている」

おはようございます。今日は入学説明会があり、部活動も見学します。天気は下り坂ですので、あらかじめ活動場所を確認しておいてください。また、席替えを行いました。希望が叶わなかった人もいますが、多くの人が希望した"理想の座席"であり、"誘惑の多い座席"でもあります。もしも先生方や私から、「5組が悪くなった」という声が上がった瞬間に4月の席にリセットします。大人になるということは、できることが増えると同時に、考えて行動しないと不自由な思いをする環境に入るということです。協力して頑張りましょう。

先日、スーツを新着しようとおでかけました。そこで色々と話を伺った方は本当にプロでした。例えば、何も分からずぼんやり見ているところに、すかさず声をかけ、サイズを瞬時に測り、使う頻度を聞いてベストなスーツを見立ててくださったのです。妻がその後、ジャケットを新調したいと思っていたので、引き続きお願いしました。希望を細かく聞き、その通りのものを持ってきてくださったり、新しい色(しかも似合ってる!)提案をしてくださったりしました。ただ、本人が納得していない顔を見せると一言。

「ご本人が良いと思わないものは着ないので、買わない方が良いですよ。」

お客様の声も、表情も全て受け止めてくださる方は本当にプロだなと思いました。

 

令和2年1月27日 朝の黒板メッセージ