♯黒板エッセイ

高等学校の先生になった人が最初に読むべきこと

生徒へのメッセージと出版予定の書籍原稿をアップしています。出版社は決まっていません。教員12年目

NO.145「KPBという優しさ」

おはようございます。懇談最終日となりました。親御さんと話をする中で1つ気づいたことが、我が子がこの先どのように生きていくかを不安に思っていらっしゃるということです。その思いを伝えたり、我慢したりということがあるようなので、まさに昨日道徳で扱った「素直に自分の気持ちを伝えること」につながっているなと感じました。あなたたちも親御さんも同じなのですね。

昨日、コンビニで柿の種がボール状になったものが売っていました。ネットで見てみると、元々そういうものがマンガで出ていたのだそう。マンガでの商品名は「柿ピーボール」でした。私はこの商品を初めて見たとき、「なんて優しいんだろう」と思いました。それは、柿の種の食べにくさを解消しようという開発者の思いが感じられたからです。今の生活をよりよくしようという気持ちは、やがて、よりよい自分、よりよい世界へとつながる重要な考え方です。今日の目標である「予鈴前に静かにしよう」も意識することで、短い授業時間をよりいっそう大切にできるのだと思います。

 

令和元年12月19日 朝の黒板メッセージ